・再建!その名も第弐御嬢様領域

M:「ご覧下さいお嬢様ッ!これが再建なりました撮影領域、名付けて第弐御嬢様領域でござ」

シパーンっ!

M:「ぐはぁッ!」
直:「ええいッ
何時まで再建にかかっているのですッ!ここ”キタの湘南”へ移ってどれだけの月日が経っていると思っているのかしらねぇこの使用人はッ!!」
M:「つ、月日って・・・ええと、その、僅か一か月弱と言いましょうか・・・」

シパーンッ!!

M:「ぐはッ!」
直:「何が
僅か、ですッ!この私を待たせていたこと自体が、何よりも問題ですわっ!!全く、無能にも程というものがあるというコトを知らないとでもいうのですかねぇこの使用人は・・・」
M:「
ももも申し訳ございませんッ!!さ、ささ、どうぞどうぞいつもの椅子におかけください・・・」


M:「いやぁ良かった良かった、これで私もひと安心でございます・・・」
直:「・・・」
M:「・・・」
直:「・・・で、何をしているのです?」
M:「は?い、いえ、良かった良かったと・・・」
直:「ええいッ
ヴォケっとしているヒマがあるのでしたら、さっさとお茶くらい用意なさいッ!どこまで弛んでいるのかしらねぇこの使用人はッ!!」
M:「も、もももっ申し訳ございませんお嬢様ッ!た、ただ今ッ!!」


直:「全く、相変わらず過ぎて何も言えませんわっ」

直:「・・・とは言え、あの引越荷物の山から、よくここまで再建したものね・・・。その点に関しては、まぁ良しとしましょうかしら・・・」
M:「え?何か仰いましたかお嬢様?」
直:「え?い、いえ、な、何でもないですわっ、は、早かったですわね・・・」
M:「は、はぁ。お嬢様、お待たせいたしました。お茶をどうぞ・・・」

直:「さて、この様に撮影領域も無事再建されたことですし、これからは本業その他の様子を見ながら、旧来にも増してワタクシに仕えるのです。」
M:「ははっ、御意にございますお嬢様。」

と、いうわけで、キタの湘南に移ってひと月、ようやく撮影領域を再建することができました・・・。
まだまだ新たな場所での本業も軌道に乗っているわけではありませんが、とりあえず、これで少しほっとしたというところでしょうか・・・。
Wb第4次作戦、そして引越大作戦のどさくさで、頂いたメールなどへの返信がほとんどできておりませんでした・・・皆様には、この場を借りましてお詫び申し上げます。



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