・お嬢様再登場、そして衝撃の事実

M:「ふぅ・・・長きに渡ったProjectW第4次作戦もようやく完了し、お嬢様が御嬢様領域でゆっくりお茶ができるようになった・・・しかし、何とも予想以上に時間がかかってしまいましたなぁハハハ」
直:「ハハハ、ではありませんわ爺や。サイトを放置してまで取り組んだにも関わらず、まるまる2か月もかかったというのはどういうコトなのですッ???」
M:「は、はぁ・・・そ、その、こ、今回は思った以上に手の込んだ作戦になった上、年度末における本業の多忙期までが重なりまして・・・」
直:「フン、まぁ、アナタの
無能ぶりからすれば、別に不思議でも何でもありませんけどねぇ。」
M:「うぅ・・・ええと・・・そのぉ・・・折角こうしてお嬢様が再登場できたところではありますは、実は、
重大発表がございまして・・・」
直:「重大発表???」
M:「ええと、そのあの実は・・・私、この度本業で
転属命令が出る見通しとなりまして・・・」
直:「フゥン、それがどうしたというのです?」
M:「え、いえあのその転属でありまして・・・」
直:「別に、アナタが惑星オドンに送られようが小惑星リドに送られようが、ISSとしてモナド中枢に送られてどうなろうが、ワタクシはまるで構いませんわっ。一人で行ってらっしゃい。」
M:「え、ええと・・・転属と言うのは、所謂
転地転属でございまして・・・」
直:「転地・・・?と、言うことは???」
M:「はぁ、まだどこへ、とは申し上げられませんが、転地、でございますから、この御嬢様領域も、さらにはお嬢様もでございます・・・」
直:「ワタクシが・・・わ、ワタクシも、こ、此処を離れなければならないと言うのですか???」
M:「はい、そうでございます・・・」

直:「な、何てことッ!?い、今まで築き上げてきた、このワタクシの領域が・・・ッ!」
M:「残念ながら、近々引き払わねばなりません・・・」

直:「・・・」
M:「私の本業の関係上、いつかは避けられぬ運命でございました・・・申し訳ございません・・・」
直:「・・・」

M:「お嬢様・・・」
直:「・・・そうなれば、仕方がありません。新旧の職場に決して迷惑がかからぬよう、しっかりと転出の準備をするのです。」
M:「ははっ。御意にございます。」

直:「と、いうわけで、私たちは、住み慣れたここオホーツク番外地を去ることと相成りました・・・次のことはわかりませんが、落ち着きましたら、また何らかの形で皆さんにお目にかかれればと思います・・・それでは。」

次回予告(?)
御嬢様領域は、引っ越し荷物の中に消えた。あらゆる極悪も同じだ。
・・・番外地での旅が終わる。振り返れば遠ざかる、流氷の監獄。
オホーツクよさらば。薄れゆく意識の中に、仁王立つ黒衣の修羅像。目に焼き付く緑、耳に残るどげし。
次の旅が始まる・・・!旅と呼ぶにはあまりに大変、あまりに厳しい南西に向かっての直線距離330q。
次回、人形といる生活 M氏の幸福 「転勤」
M(偽名)は、次の巡礼地へ向かう。


と、いうわけで、本業に於いて転勤と相成りました。ようやく更新が再開した矢先で大変申し訳ありませんが、これから恐らくは3月いっぱいまで、転居準備その他で更新どころではなく、転居後もネット環境が整うまでややしばらく手も足も出ないかと思われます。残念ながら、いつもの4月1日の企画も延期、ということで・・・。


人形といる生活(第4話)へ戻ります