・回想という名のご説明

M:「私の名はMこと縺尋・サザッキィ。これまで2つほどMにちなんだハンドルを名乗ってきたが、それではいろんな意味でイマイチだということに気がついたので、とりあえず今回そう設定しておこう。ただ通称M、で構わない。ついでに言うと他2つのハンドルでも大丈夫だ、問題ない。ええと、色々あって故あって、北の大地、オホーツク番外地とキタの湘南(自治体自称)の二カ所にわたってひっそりと存在していたところの東洋インダストリィ製ガイノイドベースの有栖直子とそれに発現した極悪御嬢様が姿を消して、200年・・・とは言わないが月日が流れた・・・。」

M:「そう、あれはいつだったか・・・私はといえば、まだ比較的若かった。当時私は東洋インダストリィ製の、現在では絶版の簡易型ガイノイド”キャンディガールプチ”を入手し、薔薇色の等身大ドールライフを夢見ながら、とある人形写真サークルに籍を置いて活動しようとしていた。そしてサークル内外での被写体、及び撮影機材の軍拡競争華やかなりし頃、突如として被写体である”直子さん”が、何かに取り憑かれたように”お嬢様とお呼びッ!お〜ほほほほっ”などと明らかに偏ったステレオタイプ及びどう考えても間違ったイメージの、常識的にはロボット三原則が適用されるべきガイノイドにはおよそ相応しくない振る舞いをしだしたのだ・・・」
M:「原因は未だ以て不明。果てしのない軍拡競争に伴い、今は無き”伝説の人形屋”に由来する一点ものアクセサリィの数々、等身大ドールのグリップボディというものがまだ一社しか実用化していなかった時代に強グリップの内蔵骨格を仕込んだプラ製外装ボディ、同じく指骨格が実用化する以前に実現したデッサンモデルハンドによる可動指・・・様々な意味で贅沢なカスタマイズを施したことが祟ったのか、それとも命名及び存在感のモデルとなった、かつて共に暮らした極悪お嬢様猫によるものなのか、それともあらゆる宇宙に共通する唯一の価値観、”宇宙そのものの終焉”を司る超宇宙の破壊神が憑依してしまったのか・・・私は使用人、爺や呼ばわりされて有無を言わさず贅沢とワガママの限りを尽くすお嬢様にいいように扱き使われたのだ・・・!」
M:「そう、あの緑の瞳がトレードマーク・・・あの”戦慄のグリーン”こそが悪夢の象徴!」

M:「それも、もう過去の話・・・そう、遙かな過去に過ぎたことだ。って、あれ?いろいろあって故あって閉じたはずのサイトがなんでリブートしてるの???マジで???これって何かの前兆とか???ありえな〜い!!!えええええっ???!!!」


スミマセン、かつてのサイトを知る方も最早そういないでしょうが、リブートしてしまいました、ということで。


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ちなみに、”直子さん”が”お嬢様キャラ”として初登場した際のネタがこれです。
exrep_2006_07_02_02(初出:2006年7月)
ロケ地は芦別カナディアンワールド、”ドールフォト倶楽部北海道ドールフォトギャラリー” でした・・・何もかも皆懐かしい。