EXTRA REPORT 2021.07.10〜11 合言葉はビーハッピー!ここは死霊の館前

前回までのあらすじ
イベントでのアリス画展に際し、あろうことかトレードマークの金髪を忘れてきてしまった縺尋・サザッキィは、イベント中、しかも来場者のいる中でのカンカンカンボーンの危機に立たされた!
しかし会場表示はわんちゃんダービー、アナウンスではわんちゃんレース、犬券ではわんわんダービーという謎のギャンブルイベントに、ギャンブラーと化した新依名さんと共に身を投じ、ぬいぐるみをゲットしてプレゼントしたことでご機嫌をとってかろうじて危機を脱することに成功したのであった・・・!

M:「うぅ、思った以上に新依名さんがギャンブラーだったとは・・・しかしよく考えてみればカンカンカンボーンで始末されたとして仮に残機がなくなってもコンティニューは一般的100円、コトによってはノーコストで3秒後リスポーンとかだから、ひょっとするとそちらの方が安上がりだった可能性すらアリ・・・」
新:「おじさん、なにブツブツいってんの−?もうすっかり遊園地の
開園イベントも始まってるんだから、もう一つの特別展準備しなきゃだよー」
M:「おおおおおおっと、そうでございますな・・・そ、それではもう一つの特別展を準備いたしますぅ・・・」




M:「じゅ、準備できましたぁ・・・これが今回の後部特別展、勝手に”SHU氏の描く絵画の世界のアリス展”でございますッ!」
新:「あたしは無能〜ッな
誰かさんのせいでアリスになりきれてないけどね〜」
M:「うぅ、こ、今回は夏開催ということで、”不思議の国のアリス”モチーフの半袖アリスシリーズ、”
アリス リドゥ””アリス メモリーズ”に加え”アリス シンフォニー”、そしてさらに作家本人による合成の特別作品”桜の国のアリス”を加えた大判画4点でございますッ!」
新:「北海道では
多分貴重だよねー」
M:「恐らくそうであるとは思います・・・どなたか価値を感じられる方がいらっしゃると良いのですが・・・」
新:「ま、続けていけば誰か行き当たってくれるヒトもいるかもねー」
M:「私なんかこれらの作品の描き込みとネタの細かさに何時間でも見入ってしまうのですが・・・」
新:「そんなヒト、他にいたらいいねー。あれ、
だよー」
M:「おお、いかんいかん、退避退避ーッ!」
新:「退避といってもイーゼル展開の二枚をリアハッチの下に移すだけだけどねー」
M:「小雨ですしまぁ何とか・・・。それはそうと、新依名さんは大丈夫ですかな?」
新:「だいじょーぶだよーリアハッチホンっトに大きいし。あたしのフリードプラス優秀だよねー」
M:「うぅぅ、し、しかし昨年私の貯蓄において
多大犠牲を払いやっとの思いで支払ったのはでありましてぇ・・・そ、それはそうと、そろそろ今年も新依名さんに契約させられた超大判アリス画の支払いがですねぇ・・・こ、今回ギャンブルで散財してしまったワケですし、す、少しはご協力頂いても」
新:「
却下。」
新:「全額死払うがよい。にひひーっ」
M:「あ、あわわ・・・」

新:「さてさて、無能使用人にはかまってられないよーあたしは来園者の皆さんをお出迎えするので忙しいからねー」
M:「思えば
見事死霊の館出口の前ですな・・・9年前に比べるとより直接的な復讐を展開するようになった気がする死霊のお嬢様、ジェーン・エヴァンスさんに驚かされて出てきたと思ったらさらに人形極悪お嬢様が出迎えているという・・・こ、これ以上の恐怖はない!」
新:「あーあーな〜んにもきこえないよ〜」
新:「はァ〜いご来園の皆様ァ
M:「そ、それでは排水溝から顔を出す有名なピエロのテイストが含まれておりましてぇ」
新:「・・・きこえてないよ〜っよろしかったら
痛車展示もみていってくださいねぇ〜」
新:「そう、ここはルスツリゾート遊園地っ 合い言葉は〜っ?!」
M:「あ、合い言葉は・・・?」
新:「片手を上げてぇ、び〜っはっぴ〜っ!ありがとうございましたーっ」
新:「さぁーっそこの無能使用人も、び〜はっぴ〜っ!」
M:「び、
びーはっぴー
新:「声が小さぁいび〜はっぴ〜っ!
M:「び、びーはっぴー!」
新:「さぁ皆さんご一緒にぃ!びぃ〜はっぴ〜っ!!

と、いうことで、新依名さんは断続的に小雨の降る中、かなりノリノリで会場に合った?振る舞いをしてくれました・・・

私はと言いますと、参加料込みの遊園地一日利用券がありながら持ち場を離れて遊び歩くわけにもいかなかったのでありました・・・

ハリケーンとかハートビートとか贅沢は言わない、せめてウェーブスインガーくらいは乗っておきたかったなぁ・・・。(画像は別日のものです)




新:「おじさん、なにぼけ〜っとしてんの?もうそろそろ撤収準備だよ〜」
M:「え?そんな時間でございますか?」
新:「周り見なよ、もう撤収準備始めてるよ〜」
M:「おおお、そ、そうでございますな・・・それにしても、新依名さん
いつも以上に楽しそうでございますな。」
新:「そりゃそだよーたっくさんのヒトに
ご挨拶できたし、それに・・・」
M:「それに?」

新:「あのヒトにも会えたしねー」
M:「え?
どこでございますか?」
新:「ほら、あのヒト。」
M:「

M:「そ、そうでございますか、よかったでございますなぁ・・・」
新:「うん、あたし、今日は
満足だなぁ。さ、絵も全部移送状態にして、マグネットもはがして。撤収撤収!」
M:「新依名さん、撤収にあたりましてですねぇ・・・」
新:「
とーぅぜんッ あたしはてつだわないよ〜ジェーンさんにご挨拶にいってくる〜っ」
M:「に、新依名さぁ〜んッ!」


と、いうことで、何とかギリギリ時間内に撤収を完了し、無事にルスツリゾートをあとにしたのでございました・・・
しかし人形の極悪お嬢様と死霊のお嬢様、何か通じ合うものがあったのでございましょうか・・・そして新依名さんが何か教わることがあったのだとしたら、それはもう何とも言えず恐ろしいことでございます。

いやまぁ、展開するロケーションとしては最高でございました!主催者の皆様、ルスツリゾートの皆様、本当にありがとうございました!!
そうそう、”ビーハッピー”とは、ルスツリゾート遊園地に少なくとも9年前から伝わる合い言葉で、遊具の出発前には係員と共に言うことが求められます・・・さすがに今年は声には出さず片手を上げるだけで良し、とされてはいるようです。

それにしても今回、新依名さんが本当に良い表情をしてくれたこと、それをある程度このように残すことができたことが良かったなぁと思う次第でございます。
ちなみに撤収時間を1時間間違っていたのは実話に基づいております・・・。

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