EXTRA REPORT 2020.08.01 〜08.02 再び飾装!4回目の移動式人形写真展 二日目

そして翌朝・・・


新:「おじさーん、おきてー」
M:「むにゃ」
新:「おじさーん、ゆっくりしてていいのかなー」
M:「むにゃ」
新:「・・・
かんかんかんぼーん

M:「わぁ新依名さんっ!」
新:「遅れたら
コトだから今日も早めに来てあげたよー。」
M:「あ、ありがとうございますぅ・・・」
新:「痛車参加は基本的に
途中入場不可だから、おじさんのミスであたしの活躍の機会が減ったらたまらないからねー」
M:「そ、そうでございますな・・・」
新:「それから、おじさんのことだから、
温泉お酒なんて飲んでたらゼッタイ朝動けなくて大変なことになるよー」
M:「うぅ、そうでございますな・・・」
新:「だから
狭くて孤独な車泊が正解。ということで、今日も会場へれっつごー!」
M:「はいぃぃぃぃ」

M:「ううむ、本日は曇りですなぁ」
新:「ちょっと残念だけど直射日光バリッバリの昨日より、炭素生物のおじさんには過ごしやすいかもしれないねー」
M:「うぅ、熱にも薬品にも強い珪素人形、さすがでございます・・・」
新:「そだよ。いーでしょ?あたしは炭素生物の使用人より優れてるんだから、おじさんはショゴス未満の奉仕生物扱いであたりまえー。」
M:「こ、こんなところで某神話度の高い話をするのも・・・」
新:「まぁいいよ。ってことでぇ、さっさと会場入りするぅ。グズはきらいだよっ」
M:「は、はいぃぃぃ本日も痛車になることを誠心誠意ご説明いたしますぅ」

と、いうことで、本日は二日目ということで駐車場係の方にもある程度認知して頂けていたようで、割とスムーズに通して頂けました。

M:「よぉしッ飾装!痛く、するぞぉ」
新:「はいはい
以下略。さっさとするぅ」
M:「はいぃぃぃぃぃぃ」

M:「と、いうことで、これが移動式人形写真展 カナダの世界の人形のアリス展4 二日目バージョンだッ!」
新:「はいよくできましたー。でも、まだまだ余白が多くて工夫の余地ありそうだねー」
M:「そうでございますな・・・しかしこの車両も予定ではあと二ヶ月ほど・・・」

新:「そっか。そうだったねー。おじさんがお人好しすぎるおかげで、更新が一年早まったんだもんねー」
M:「うぅそれを言われると・・・」
新:「ま、このクルマも8年間随分活躍したよねー。あたしの初起動が6年くらい前だから、それよりも前かぁ。次は、痛車の皆さんに倣って洗車とかワックスとかしようね。」
M:「はい、そうですな・・・今までそういった発想があまりなかったでございますから・・・」
新:「そーいう意味では、こうしてイベントに出す機会があるのはいいことだねー。」
M:「自ら表現を律しながら、このテーマとディスプレイの許容が続くことを祈るのみでございます・・・。」
新:「そだねー。そういえば、今回の
メインイベント忘れてたよね」
M:「え?なんでしたっけ?」
新:「これだよーこれ。超大判アリス画最新作ぅ多分北海道初公開ぃ」
M:「あー新依名さんが私を
脅して買わせた」
新:「
何か言ったかしら?」
M:「い、いえ何もッ!」
新:「このまま持って帰るのもなんだから、ここで開封しちゃおーう」
M:「はい、それでは・・・」
新:「昨日と同じく風強いから気をつけてねー」
M:「はいぃぃぃでは
開封ゥ」


M:「開封いたしましたぁッこれが、これこそが、超大判アリス画最新作、Alice re:birthでございますッ!」
新:「よしよし、こーんな感じかな?」
M:「おお、なかなかの再現ポーズ!」
新:「いつかこんな
きれいなレースのついたエプロンドレスを着てみたいなー。」
M:「
ぐふッ!い、いつか、いつか・・・」
新:「ま、おじさんのことだからこーんな
衣装のオーダーを受けてくれるところなんて探せないよねー。あーこんな無能な使用人しかいないなんてあたしってば不幸ー。」
M:「うぅ・・・」
新:「あー不幸不幸無能な使用人のせいでいやんなっちゃうなー
M:「に、新依名さん
いつの間にそんな良いものをッ!!私にも少しくださいでございますッ!ギブミーチョコパフェ!」
新:「おじさんにはあっちに
ぬっる〜いっ水道水があるよー飲み放題だよー。」
M:「うぅぅ、たまには分けてくれてもいいのにぃ」
新:「そもそも無能な使用人に分けるチョコパフェなどありませんわっ」
M:「お、
お嬢様ッ?!い、いえそのそうは言いましても本日も昨日に続き大変良い天気になって真夏の日差しがですねぇ」
新:「先日やっとの思いでこの絵の死払いをこなした程度の使用人には贅沢など
許されないのですっ」
M:「は、はぁ。」
新:「ま、でも例年夏に展示販売会をしていた画商さんが今年は来ないようだから、少数とはいえ北海道でこの作品をご覧頂けたのはよかったかなーなんて。」
M:「そうでございますな。デジタル画故に”本物”は膨大なデジタルデータでしょうが、画商との契約でプリント数が限定され、一点一点作家の監修とサインが入っているということはその”本物”に次ぐ”ホンモノ”でございますからな。」
新:「そうそう、ジグソーパズル売り場を見たときでいいから、この絵柄見たことがあるって思ってもらえたらいいよねー。」
M:「ということで
良いお話になったところでチョコパフェプリーズ。」
新:「おじさんは
ぬっる〜い水道水をどぞー」
M:「ぐはッ!」


とかなんとか言っている間にイベントは進み、向こうのステージでは謎の環境戦隊5人組の名称公募結果が発表されるなどしておりました・・・割と有名な芸人なども登壇していたようですが、その演目の中にも一貫して配慮が掲げられていたのには運営の確固たる意志と努力を強く感じた次第でございました。

新:「それにしても今日も良い天気だねー」
M:「全くでございますな・・・本日も強めの風がなければどうなっていたことか・・・」
新:「それとここからだと観覧車が見事ーに真横だねー」
M:「撮影にあたってはそこは残念なところではありますな。」
新:「でもまぁ、気分いいよねー」
M:「そうですな。何よりでございます。」

そして二日間にわたるイベントも終わりが近づいて参りました・・・

新:「なんだか陽が傾いてきたねー」
M:「ですなぁ。真夏とは言え徐々に日が短くなってくるのを感じます・・・」
新:「そうだねーよく考えたら夏至って6月だもんねー。」
M:「来年はそんな時期にも屋外イベントが開催されてほしいものですな。」
新:「ホントにねー。」
新:「ま、でも、今年こうやってウチのところを紛れ込ませてくれる痛車イベントがあって良かったよね。」
M:「そうでございますな・・・お声がけくださった3939Zさんやこの形式を受け入れてくださった主催の皆様に感謝でございます・・・。」
新:「次は紋別だねー」
M:「ですな。あれから一年、
パワーアップした移動式人形写真展がオホーツクの地に凱旋でございますッ!」
新:「パワーアップしたと言っても、しょせんおじさんだから痛車ディスプレイとしてはまだまだ
スキだらけだけどねー。」
M:「
ぐふッ!」
新:「・・・こうして二日間、屋外イベントに来られてよかった。ありがとね、おじさん。」
M:「も、勿体なきお言葉にございますッ!」
新:「さぁ次の目標へ向かって!おいそこの使用人、さっさと撤収準備を開始するのだ!」
M:「御意にございますッ!」


と、いうことで、無事に撤収準備を間に合わせ、会場を後にしたのでございました・・・。

しかし、この時はまだ知らなかった。2週間後の紋別コス痛が中止となることを・・・。
次はいつか?それ以前にそんな機会はあるのか?あるとしても現車両なのか次期車両なのか?
それは、まだ誰にも何も分からないのだ・・・。


ミッション・デブリーフィング


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