EXTRA REPORT 2019.08.18 これが初の痛車イベント参加だッ!!

と、いうことで、用意した物品で装飾展開ッ!まさに飾装!!強飾車両フリードスパイクっ!!


M:「ど、どうでございましょうか。これがこれこそが我が英知の結晶、"移動式人形写真展 最初期試験型"でございますよッ!」
新:「まぁ持ってきたモノはだいたい展開してるけど、痛車を偽装するには
密度薄いねー。」
M:「うぅ、
受け入れられるかすら分からないという中でしたので、時間も予算も荷物もこんなもので・・・」
新:「この後ろの部分は?」
M:「はい、ベロア布と敷物で構成した、人形写真とギャラリーのメモリアルパンフレットを配置するコーナーでございますッ!」
新:「もってきたもので作ったのはいいけど、広さも布の留め方も
中途半端ーしかも写真を綴じてるバインダーが事務感ばりばりー
M:「うぅ、そこまで全く考えておりませんでしたぁ・・・い、一応ここは不測の降雨に際し、新依名さんが退避できる場所となっております・・・」
新:「ま、
それはいいかもね。」
M:「あれ?これは・・・?」
新:「
クイーンアリスじゃない。今回のテーマに合わせて、アリスメモリーズ持ってくるんじゃなかったっけ?」
M:「あう、
まちがいましたぁ
新:「おじさん、
無能−。」
M:「
ぐはぁッ!
新:「まぁいいよ、あたしがいるだけで、そのくらいの
無能ぶりは軽ーくカバーできるんだから。」
M:「は、はい。よろしくお願いしますぅ」
新:「
はぁーい、まかせといてぇ」
新:「さぁご通行の皆さん、寄ってらっしゃい見てらっしゃい!この中途半端に痛くも恥ずかしい展示をしているのは、世にも珍しいそこの無能当家の使用人でございますッ!すっばらしい私をモデルにした画像や本物の作家作品を動員しているのにもかかわらず、この程度のディスプレイしかできない無能無能ただ無能当家使用人をここ紋別でご覧頂けるのは今だけ今だけですよっ!いかがですかそこの皆さんこの無能使用人はっ!是非ご覧になってってください!今ならお代はいただきません今だけタダタダ、タダ、ですよぉ」
M:「にに新依名さん、ななな
何というコトを・・・ッ」
新:「
あはは、このくらい言った方がおもしろいでしょー?おじさんの無能をカバーするにはこのくらい言わないとねっ」
M:「
ぐはぁぁぁぁぁぁぁっ

と、いうわけで、最低限?体裁を整えたところでイベントが開始となりました。
はい、こんなディスプレイをして、一般の方に堂々と顔出し解説をしていたということを冷静に考えると、見世物だったのはクルマでも人形でもなく、実は私だったのかもしれません。(笑)
人形の"出自"はともかく、一般客に対しても特に臆することなくお見せできる表現を守ってきたことと、自信をもって解説できる度胸は長年ギャラリーで身につけてきたものでございました・・・
カナディアンワールドについては昔行った、行ってみたいという方が多く、2019年10月20日までですよ、というのは割としつこく宣伝しておきました。
あと、新依名さんの眼の綺麗さに着目する方が多かったのが嬉しいところでした。当家のこだわりポイントである、国内ではあまり作られていない24ミリサイズのガラス製のドールアイ舶来の英国製の威力が伝わったようです。ありがたや。

間に合わせのリアハッチ人形写真展示コーナーでしたが、ありがたいことに意外とご覧になられる方が多かったです。さらにはもう配布先もないと思われていたギャラリーのメモリアルパンフレットをもらってくれる方がいらっしゃったこともありがたいことでした。実はまだ数百枚ありますので(笑)今後も機会があれば名刺代わりに配布できたらと思っております。

そしてギャラリー及びカナディアンワールド公園と大きく違うことは、周りの参加痛車からオーディオアピール(というのでしょうか?)が聞こえ、雰囲気が盛り上がることでした。

M:「に、新依名さん???」
新:「さっきから何だか
明るい歌が聞こえてくるから、じっと座ってなんていられないよぉ」
M:「は、はぁ」
新:「よくわかんないけど、ラブライブ?ってやつ?お隣のクルマに描いてある・・・」
M:「実のところ私にもさっぱりわかりませんが・・・」
新:「この歌なら
こぉんな感じ?」
M:「そ、そんな感じでしょうか・・・?」
新:「あ、曲変わった。今度はなんか・・・テクノ?ってやつ?」
M:「よくわかりませんがそんな曲になりましたなぁ。」
新:「えっと、
こんな感じぃ?」
新:「いぇーい
新:「いぇいいぇーい
新:「ちぇけらっ!」
M:「な、何とも私としては申し上げるところではありませんが、しかし多分そんな感じでよろしいかと。」


新:「あーたのしかった。おじさんがギャラリーで延々かけてた曲とちがうのもいいなー」
M:「そ、そうでございますか。
知らない文化との遭遇というのもたまにはいいものでございますな。」
新:「楽しい曲を流してくれた、お隣の痛車さんにすっごい感謝、だね!」
M:「ですな。ギャラリーとはまた
違う良さが見つかって良かったでございます。」
M:「さて、イベントもあと残すところ1時間といったところでございますな・・・」
新:「ずっと曇りだったけど、最後まで雨は降らないで済むみたいだからよかったねー。」
M:「それにしても、古来より異文明同士が出会うと必ず衝突が起こり、どちらかが滅亡の途を辿ると良く言われるものですが、今回我々によって出遭うこととなった痛車イベントと人形写真展、そして等身大人形モデルという異文明は一体今後どのような途を辿り、どうなっていくのか・・・考察が必要になりますな。この試みは痛車イベントというものにとって何かしらこれまでの文化を形成してきた貌、すなわち痛車と言えばクルマにラッピングされた版権もののアニメ画こそが主体であり人形展示と言えば3分の1ドールの大集合を指すものであり、コスプレは男女問わず人間が行うものであるという箍を本格的に外してしまうものになってしまったのではあるまいか。、いわば厄災と不幸が飛び出すパンドラの箱となってしまったのではあるまいか、ということが懸念されるものでございます。この問題に関しては今後の文化史における云々
新:「
・・・

その時、突如として鳴り響くクレジット音とキャプテン・ネオ!

M:「って、何やってるんですか新依名さん、まだイベントは終わっておりませんよ!」
新:「何って?ダライアスオールドバージョン。モデルもおじさんの話も飽きちゃった。」
M:「いやいやいや、いつの間にそのような最新ゲーム機をッ!?」
新:「
こんなこともあろうかとポチっておいたんだよー支払い使用人の役目だからそこんとこよろしくー」
M:「
えええええええッ!

ほ、本物小道具として使えるのは等身大人形の大きな強みと思われます。これで2月に限定版が届いて以来眠っていたダライアスコズミックコレクションが活きるというモノですが・・・。

いつしかイベント終了時刻となりましたが、鳴り響くは名曲“BOSS 7

M:「そうこうしているうちにイベントも終了の時間でございます。新依名さん、撤収のご準備を・・・」
新:「えー、今
三連ミサイル上ルートグレートシング沈めてるとこだから、おじさんやっといて。」
M:「うぅ、そ、そうでございますか。これは何を言っても無駄そうですな。では・・・」


はい。激闘の末、見事にグレートシングが沈んでおります・・・。
スイッチ版ダライアスはリプレイモードがあるのが非常に良い点で、音声含めあたかも人形モデルが遊んでいるかのようにライブ演出が可能なのでした。これは今後も活かしたいところでございます。
そんなことを言っている場合ではありませんッ撤収作業でございますッ!とは言っても新依名さんが手伝ってくれるわけがありませんが。(笑)


と、いうことで、撤収が完了。予定時間内に会場を退去し、クルマも通常モードに戻りました・・・
初の試みとなる痛車イベント参加が終了。イベント趣旨に対し非常に微妙な構成で、主催者、他参加者、一般観覧者にはどのような評価になったのかはわかりませんが、自分としては課題は多く残ったものの、これまでの趣味活動の集大成となったと感じております。
他の参加者の方から伺った話として、途中でモデルのポーズが変わるなど、リアルタイムに展示に変化が出るというのはひょっとするとこういったイベントに関して言えば珍しいのかもしれません。また、周りの音楽など雰囲気に合わせて演出を変えていくというのはドールフォトギャラリーギャラリーでの単独当番ではなかった要素だったと思います。

と、いうことで、何よりかにより
主催の方々、ご一緒して頂いた参加者の方々、ご覧頂きました方々に、重ねて重ねてこの場で感謝申し上げます!!


ミッション・デブリーフィング


EXTRA REPORT 2019.08.18へ戻ります