EXTRA REPORT 2019.08.18 ミッション・デブリーフィング

無事帰還し、大作戦でありましたので当家当主である直子お嬢様にご報告でございます。

M:「・・・といいますのが、今回の作戦の顛末でございます。」
直:「ま、初回にしてはそれなりの成果でしたわね。」
M:「でしょで、ございますでしょ?さすがは私でございますッワハハハ
直:「何を言っているのです?作戦参謀である鈴さん、当日メインモデルとしてがんばってくれた新依名さん、そして撮影画像の舞台を拓き、維持してくれたドールフォト倶楽部北海道の皆様、”アリス”イメージの元となった作家作品、さらには可能性を見いだし、お声をかけてくださった痛車界隈の皆様、そして正体不明の新規参加者を受け入れてくださった運営の皆様、さらには好意的にご観覧頂きました一般客の皆様のおかげです。無能な使用人は何もしていないに等しいですわっ」
M:「うぅ、そ、そうでございますか・・・」
直:「反省点、改良の余地のある点も多いですし、今後も”痛車”イベントに参加するのであれば、それなり以上の形を整えていくのが礼儀というものでしょう。浮かれている場合ではありませんッ」
M:「そ、それもそうですぅ」
直:「良かった点、今後に向け拡張の余地がある点、一つ一つ検証して方向性を整理するのです。いいですこと?」
M:「は、はいぃぃぃぃ・・・」
直:「とりあえず、今回の成果といえば?」
M:「はい、新たなジャンルの方々との交流、ギャラリーという固定された場所以外での人形写真とモデルの一般の方への展示など、これまでにない成果はございました。」
直:「"人形の出自によらず、自分が良いと思ったモデルで良いと思った画を追求する"というドールフォト倶楽部北海道の精神、裏を返せば"常に公の場で顔出し解説をしても恥ずかしくない抑制された表現を心がける"ことは、今回も活きましたわね。」
M:「はい、そうでございます・・・匿名のネット上でも解っている同士の閉鎖された間だけでもなく、画像とモデル人形と共に、自分が一般観覧者の前に立ってあんまり恥ずかしくない表現を継続して心がけていきます。」
直:「ま、一番恥ずかしいのはこの様に無能使用人と共に人前に出なければならないワタクシたちですわっ。」
M:「ぐはぁッ!!と、とにかく、今後この様な機会があるかはわかりませんが、もしあるなら次回以降少しずつでもディスプレイの改善を図っていく所存でございますぅ。」
直:「ま、いいですわ。情報収集と共に、進めていきなさい。」
M:「はいっ御意にございますぅ」


で、次回以降があるかわからないのですが、その時にはこんな方向性で徐々に改善をしていきたいと思っております・・・。

@車体のラッピング面積の拡大
 今回A4マグネット8枚分の車体ディスプレイでありましたが、確かに足りないというのが率直な感想です。もちろん際限なく予算をかければ何でもできてしまうのでしょうが・・・常時ラッピングは不可能なので、まずはそこそこの予算での面積拡大を画策します。考えているのは、A4サイズ4枚分を組み合わせたディスプレイ。大判のマグネットシートにA4サイズ4枚に分割プリントした画像をはりつける、とか。うまくいくかは不明。

A人形写真の額での展示
 プリントをはりつけたマグネットシート、というのもいいのですが、写真ギャラリーらしく額で展示というのもアリではないかと。A4,ないしはA3ノビの軽量額を何とかして車窓に配置すれば、見苦しい内部を隠すのにも使えるのではないかと。いや今回も車内の目隠しという要素に当日朝になって初めて気がつき、車中泊用の銀マットや毛布でカバーしたという次第です。本当に新しい試みには新しい学びがあるものです。
 また、痛車に付随するのぼりの延長?として、許可が得られスペースや天気、風速など環境が許せばハンガーラックを利用した額展示などというのもアリかもしれません。いや無しなら無しでいいんですが。
 ただ、額は雨だとひとたまりもありません。実現するにしろ、雨天時でも展示を続けられるマグネットシートとの併用は必要なものと考えます。

B後部展示スペースのさらなる整備と有効活用
 今回間に合わせの形でしたが、今後さらに活用の可能性があるのであれば、より広い布を利用して奥行きの拡大、今回敷物だった床面をウッドカーペットなどを利用しての整備、などが考えられます。面積によっては雨天時のモデル人形ディスプレイに使えるほか、どなたかにご提案を頂きました、ポータブルバッテリーと照明を整備すれば3分の1以下サイズ向けのドールフォトスタジオになる可能性も探ることも可能ではないかと思われます。いや実際その場で誰が使うのかは全く不明ですが。(笑)

C今回撮影の画像の展示
 今回時と共に人形モデルのポーズも変更したわけですが、できることなら全てのネタやポーズを見てほしかった、というわけで、デジタル一眼レフで撮影した画像を次回展示するという思いつきです。別のイベントではこのディスプレイを受け入れて頂きました、というアピールにもなるのではと思います。

D人形モデル転倒防止策の強化
 カナディアンワールド公園内の屋外撮影では風が弱いときだけ屋外撮影をするなどできましたが、イベント参加となるとそうはいきません。カナディアンワールド公園では人形モデルが転倒しても草地や土の上でしたが、痛車イベントではアスファルト。顔からこけると最早再起不能となる可能性すらありますので、ディスプレイの見栄えを少々犠牲にしても今のマイクスタンド改にマジックテープのベルトを取り付けて前方向への転倒を防ぐ、または車両という重しがあることを利用して、少なくともワイヤーなどを一本つなげて前方向への転倒を防止するなど、何かしらの対策強化は必要なものと考えます。

E着替えテントの活用
 一応今回も持っていってはおりました。イベント中に人形モデルの着替えをするかはわかりません。しかし今回は客足が途絶えるタイミングで行っていました、立つ、座る等の姿勢変更の際には人形モデルをつかんだり抱きかかえたりすることになりますので、端から見るとかなりアレな絵面になっているに違いありません。いえ冗談抜きに。それを考えると一時的にポップアップ式の着替えテントを利用するというのは有効な手立てと考えられます。

F持っていく作家作品を間違わない(笑)
 今回テーマによってはイメージ補強の強い味方?となるはずの画を間違ってました。次回はその様なことがないようにしたいのですが・・・。とはいえ小物が増えれば増えるほどディスプレイの際にセキュリティリスクが増えそうなものでもあり・・・しかしまぁ、これらデジタル画作家作品の"本体"は作家の自宅あたりにある膨大なデジタルデータであり、販売業者が決断すれば(無論可能な限りそうせずに”限定”とすることで価値を保とうとしているのは理解しています)そのデータを元に未来のより優れた技術でいくらでも量産できてしまう類のものなので資産価値は限りなくゼロに近いのは理解しております。そしてプリントされ額装されると版画よろしく作家直筆ののサインと作品ナンバーが入り、裏板にも宛名や作家直筆の簡単な絵が入っているので(実はこちらの方が一点ものとして”本体”と言えるかも?)、転売目的で何かあっても容易に足がつくでしょうということはこの場で記しておきましょう。いずれにしろ、これら作家作品のプリント画は誰一人訪ねてくることのない田舎の独りの借家の一角にだけ封じてあっても断じて良いものではありません。ならばこの作品群の色彩、この見事さを何らかの形で”今”活かすことが”価値”と言えるのではないかと勝手に確信しております。

とはいえ、これらは全て”次にこのテーマとディスプレイで参加させてもらえそうな痛車イベントがあったら”の話ですので、皆様からの道内イベントの情報とお誘いをお待ちしております!(どこで?)


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