EXTRA REPORT 2019.08.18 さぁッ準備と移動だッ!!
そうと決まったら企画と準備。不安と同時に久々に闘志も蘇って参りました。とりあえずしばらくテキストだらけになりますが、自身初となる新たなる挑戦に対し、何を考えたのかを、この場を借りて残そうと思います。
実はこの一週間前、現居住地の近隣で開催された地域イベントの一角に痛車コーナーが設けられ、縁のある方々がお越しでしたので見学させて頂き、企画を温めながら過ごさせて頂きました。花火の時間まで長時間居座らせて頂き、ご迷惑をおかけしたことと思います。おかげさまで多くのことを学ばせて頂きました。とにかく感謝!
縁を持って頂きました痛車の皆様、コスプレイヤーの皆様、この花火の思い出に誓って・・・私は・・・私はやりますですよッ!
で、考えていたこととは・・・
@テーマ設定
コンセプトは「移動式人形写真展」。6月で廃館となった、ドールフォト倶楽部北海道 芦別カナディアンワールド公園ギャラリーの魂の一部を受け継ぐことができればという思いを込めて。
今回初の痛車イベント参加、クルマへの展示装飾展開は初の試みということで、先だって居住地近隣のイベントの痛車コーナーを偵察見学させて頂いたところ、一般の方々にとってわかりやすいテーマが関心を引きやすい、関心を表現してもらいやすい(多分ここが重要。初音ミクやメーテルなど一般の多くの方にとってすぐ名前が出てくることでなじみやすい様子)ということを個人的に感じました。そこで、今回テーマを広くわかりやすいものに設定する必要があるのではと考えました。で、自分がやってきたテーマといえば、「黒衣の極悪お嬢様」・・・ではなく、デジタル画作家作品より勝手にイメージを拝借し、新依名さんをモデルに数年にわたって主にカナディアンワールド公園内で撮影してきた、「カナダの世界の人形のアリス」。衣装と髪が近ければ誰にでもわかりやすく、機動性、重心バランス等々屋外運用でのトータルバランスに秀でる新依名さんを起用することに対する違和感もないと考える。
また、余計なことではありますが、自分の撮った画像を利用する分には「著作権問題を(あんまり)考慮しなくて良い」のではないかということも、痛車イベントを眺めて思ったことではありました。
A痛車への偽装
自前の人形写真を配置することにより、痛車への偽装が可能ではないかと考えた・・・本業に関する使用もあると考えると、無論着脱式である必要がある。そうなってくるとマグネットシートだ、と。
今回は技術試験と予算が必要な、組み合わせて大判、は見送り、A4版のマグネットシートに画像をプリントして装着することを選択。使用したのはサンワサプライ社のJP-MAGP5。A4二枚入り。マグネットシートと写真用紙シールとUVカットフィルムの3枚で構成されている商品で、写真用紙シールのプリント適性もなかなか良く、しかもシール面は素人が貼っても気泡が入らない工夫がされているようなので大変助かりました。UVカットフィルムで独特の白っぽさは出るものの、全体では非常に良好と言えました。例によって完成までは全く自信が無いので途中写真は残っておりません。いつもながら悪いクセだなぁ。これを4セット、8枚準備。
B車両とセットでのモデル人形ディスプレイ
痛車展示イベントでは”ドール展示コーナー”はあるものの、基本的に1/3クラスの人形が主で、集合させている状態(いやそれでも十分以上に迫力があり魅力的なのですが)が想定されているようです。しかし今回屋外撮影の機会にできれば、ということで、クルマの隣に配置させてもらえるか、も一つの課題となっていたのですが・・・実のところあまり意識していませんでした。ギャラリーをやっていた時はそれが自然でしたので。郷に入れば郷に従え、ですが・・・そこはまず誠意を持ってご相談、ということで。。
ギャラリーから引き上げていたガーデンチェアを動員(痛車展示会場ではイス禁止というルールに気づいたのは当日朝です。ハイ)、あとはいつものマイクスタンド改で立ちポーズ。カナディアンワールド公園で撮影活動をしていた時には無論ある程度風のあるときは屋外に出していませんでしたが、今回はそうはいきません。撮影中屋内や草地で何度もモデルが転倒し、腕を中心に傷も多いのですが今度はアスファルト面。顔からこけたら一巻の終わりなので、その辺は十分に警戒する必要があるでしょう。
Cイメージ補強としての画の併置
この際だからアリス画も置いてしまえ、ということで準備。デジタル画のプリントを”版画”と主張しているだけあって強力なインクらしいので、一日くらい屋外にあってもどうということはないようです。それ以上にこれだけの作品を自宅内だけに置いているのは勿体ない、という気持ちの方が大きいという。いえ結果的にはよく確かめずに持ってく画を間違ったんですが。はい。
D後部ハッチ内の活用
雨天や強風の際に、モデル及び自分をを待避させられるのでは、ということで、思いつきでベロア布と敷物を持っていく。どうなるかは現地現物あわせで。
と、いうことで荷物控えめ(当家比)で前日から出撃!
M:「とは言っても、北海道西海岸、思い切り雨なんですが。」
新:「いちおう向こうの予報は今夜から悪くないみたいだから、とりあえず行こうよー」
M:「は、はい。ここまで来たら行かないわけにはいきませんな。」
と、いうことで、峠を越えてやってきましたオホーツク!
M:「おお、会場に痛車が集まっているッ!」
新:「明日、あの中にまぜてもらえるかなぁ・・・」
M:「それはなんとも、交渉次第と言いますか・・・」
新:「じゃ、おじさんがんばってねー」
と、いうことでまずは以前ギャラリーをお訪ね頂き、今回お声をかけて頂きました美玖さんという方にご挨拶。いつもながら見事なラッピングの大変カッコいいクルマでございます。しかも絵柄のステッカーまで頂いてしまいました!感謝に堪えません!!
で、明日からの参加希望について運営の方に打診をしてみました。「自前で撮った人形写真をプリントしたマグネット装着の車両と、その側に人形展示」という条件で相談したところ、痛車展示とドール展示両方のエントリーで参加、という扱いで許可内定を頂きました!!イベント初参加、しかも装飾は当日、さらに痛車、ドール展示、コスプレのどれも半キャラずらしで当たっているような当たっていないような内容と、前例で判断しにくい状況であったとは思います。お手数とご心配をおかけしましたことへのお詫びと、受け入れてくださいましたことへの感謝を、この場で重ねて表させて頂きたいと思います。
M:「さて、準備物も揃っているし、モデルもばっちりだしあとは明日を迎えるだけ・・・」
新:「おじさん、ギャラリーと違ってクルマを展示するんだから、洗車くらいしておかないと・・・」
M:「え?あ?そそそそうでございますなっ!そこは全く考慮の外でございましたッ!」
新:「たのむよーおじさんー」
M:「でででは、紋別市内で洗車をして参りますッ!」
新:「そのくらい気づこうよーまだ洗車機が開いてる時間で良かったけど。」
いえその、新たな挑戦は学ぶことが多いでございます。
その夜は、会場すぐ側のオートキャンプサイトで自炊!
向こうに痛車軍団が見えるというのもまた落ち着くものでございます・・・。
そして翌朝。
新:「おじさーん、朝だよー。」 M:「ふにゃ」 新:「おじさーん、起こしてっていったでしょー?」 |
M:「ここはどこあなたはだれ?・・・はっ、に、新依依名さん」 新:「受付あるんだから、さっさと行動開始、しよ?ほら。」 M:「そ、そうでございますな。ありがとうございます新依名さん」 |
と、いうことで、朝食とモーニングコーヒーを済ませ受付へ。
前日の交渉通り痛車とドール展示(人形はコスプレしますがそれは問われなかったようです?)でエントリーし、渡されたエントリーシートに記入・・・
新:「おじさん、ショージキ字がイマイチ。」 M:「うぅ、それは昔からでございましてぇ」 新:「PCで紙面作成してプリンターで出せばこんなんならなくて済むのに・・・恥ずかしいなぁ」 M:「うぅ、それも今後の課題ですなぁ・・・」 |
で、クルマを搬入し、展示準備。
新:「搬入時の、周りの何故普通のクルマが会場にっ?って視線が痛かったような・・・」
M:「そ、そんな気もしますが・・・こ、これから痛さでは決して負けない、まさに激痛の装飾展開が始まるのですッ!」
新:「それもなんかなー」
というところで次に続くッ!
あ、今回の画像は全て電話(iphone7+)で撮ったものです。朝やたら新依名さんが優しげだったので、まともなカメラで撮っておけば良かったなーと思う次第です。チャンスはいつあるかわかりませんね。