Ｍ：「へ？あ、あれ？このコーナー、この形式は？”人形といる生活”内でたまに復刻している感じはありましたが・・・」
鈴：「はい、芦別カナディアンワールド公園ギャラリーは喪われましたが、新たに自宅外撮影活動のチャンスの兆しがありましたので、この度復活させました。」
Ｍ：「はぁ。で、なんでここに鈴さんが？」
鈴：「はい、旧サイトのこのコーナーでは、作戦参謀である補佐官は通常モードの直子さんでした。しかし現在直子さんは基本的にお嬢様モード固定ですので、通常モードを継承した私が適任と判断しました。」
Ｍ：「はぁ。わかるようでわからないようで。で、そのチャンスの兆しとは？」
鈴：「はい、ギャラリーが喪われる前、今年のプレオープン期間に痛車関連の方々が訪れていたのを覚えていますでしょうか？」
Ｍ：「えーと、そんなことありましたっけ？」
鈴：「・・・Ｍさん、このタイミングでおとぼけですか？私は直子さんより対使用人用の札束扇子や札束ハリセンなどの伝統武装の使用許可も継承しているのですよ？」
Ｍ：「あ、あー！思い出しましたッ思い出しましたともッ！！手描きメーテルさんや歌声戦士・・・いや初音ミクの素晴らしい痛車の方々がお訪ねくださいましたッ！！」
鈴：「思い出せばよろしい。その方たちから入電がありました。内容は、痛車イベントへの”参加”のお誘いです。」
Ｍ：「へ？痛車？やっていることは激痛とはいえウチのクルマは全く絵など描かれておりませんが・・・」
鈴：「それでも複数の方からお誘い頂いた、ということは、皆様から見て当家には何らかの可能性があるということと判断できます。」
Ｍ：「はぁ。それで・・・？」
鈴：「はい。2019年8月18日に、北海道紋別市で行われる”コス痛in北海道紋別市海洋公園”への参加が打診されています。」
Ｍ：「紋別・・・二つ前のホームポジション、オホーツク番外地の北、ここオーガディアからはまさに北海道の反対側ですな。」
鈴：「片道約4時間。十分行動圏内と判断できます。イベントの内容は痛車展示、コスプレ許可会場、そしてドール展示、です。」
Ｍ：「ウチのは痛車でもなんでもないですし、コスプレするのは人形モデルだし、ドールとはいえ一般的な1/3クラスではないわけですが・・・」
鈴：「そこを何とかするのも、縁を持ってくださった皆様から我々に課せられたミッションの一環と判断できます。Ｍさんが無能なのはよく分かっていますから、無能なりに考えてください。」
Ｍ：「は、はぁ。」
鈴：「と、いう趣旨のことを直子さんが申しておりました。原文ママでは少々表現が強すぎるので、可能な限り私がマイルドにアレンジしてお伝えしたつもりです。どうしますか？作戦開始しますか？それとも直子さんにまた始末されますか？」
Ｍ：「い、いや、そそそそういうことであれば開始させて頂きますッミッション開始でございますぅ」
鈴：「わかればよろしい。ちなみに、今回の作戦名は、
"新たなる挑戦は紋別から！移動式人形写真展は痛車なのか大作戦(Operation Monbetsu:Mobile doll photo gallery first test type)”
です。幸運を祈ります。」
Ｍ：「祈りますって他人事ですなぁ・・・」
鈴：「それはそうです。今回私の役目は作戦立案の補助だけですから。」
Ｍ：「は、はぁ。で、その作戦とは？作戦名でもうネタバレしているような気もするんですが・・・」
鈴：「気にしないでください。まずはコンセプト。これは作戦名通り、"移動式人形写真展"とします。そして車両。これはコンセプトに基づき既存車両にプリント可能なマグネットシートに、人形をモデルとした画像をプリントして装着することにより、痛車っぽい雰囲気を醸し出して主催者、参加者、観覧者の目を欺きます。また、Ｍさん自前撮影の画像を使用することで、著作権問題などを考えなくて良いというメリットもあります。」
Ｍ：「な、なるほど、痛車に擬態するということですな？」
鈴：「そうです。次いで人形モデルですが、許可を得られれば車両付近に配備し、屋外での撮影活動の機会とできます。また、モデル人形を展示し、広く一般に、公序良俗に反しない表現である限りの無害さと魅力をアピールするというドールフォト倶楽部北海道の創立精神とも合致します。」
Ｍ：「お、おお、忘れてた！そう、私は今でもドールフォト倶楽部北海道 正会員だったッ！」
鈴：「今頃思い出さないでください。そして人形モデルがコスプレをしていれば、当該イベントの3つの趣旨に合致するという見事な作戦です。」
Ｍ：「そ、そううまくいきますかねぇ・・・？」
鈴：「繰り返しますが、今回私の役目は作戦立案だけです。あとどうにかするのはＭさんですので。それともやっぱり始末されときます？」
Ｍ：「い、いや、も、問題ない！何故なら私はドールフォト倶楽部北海道 正会員だからだッ！」
鈴：「ではお任せします。あ、そうそう、テーマですが、当家が展開してきた中では広く一般にわかりやすい“アリス”に設定するのが良いと判断されます。そうなると、今回の出撃は妹、新依名が適任です。ということで、私はこれで。」
Ｍ：「は、はぁ、どうも。」
