・行ってしまう2010年12月の午後、僕は御嬢様領域で4月1日の企画を思い出していた



・・・2010年4月1日、当家は遂にS....D..をお迎えいたしましたッ!!

直:「・・・って、それでは
2008年と同じではありませんの?」

M:「いえいえいえ何を仰いますかッ!
今度こそ

  某クス社
   

 キャスト製


 50p級


   でございますぞッ!!」

直:「ぼ、
某クス社製で、キャストで、しかも50p級???そうなればアレアレしかないでは
ないのっ!」

M:「そうでございますよッ!アレでございますよアレっ!」

直:「そ、そんな、そんなコトって!わ、ワタクシの立場はッ・・・!?」

M:「
さぁご覧下さいッ!!








直:「・・・これは???」
M:「はいッ!これが
某クス社キャスト製キット組み8分の1 ScopeDogでございま」
どげしっ!!
シーン



スミマセン、昨年は引越で見送りましたが、今年はやってしまいました・・・
これが、度々書いておりました極秘大作戦でございます・・・。このネタのために、これだけのために、こんなもののために、これまでずっと更新が送れたり返信が滞ったりしておりました。ご迷惑をおかけした皆様にはこの場を借りまして深くお詫び申し上げます・・・。

M:「・・・という企画でございましたっハハハ」
直:「・・・これに関しては、もう何も言う気も起きませんわ・・・ところでこれに完成のためにどれだけの時間をつぎ込んだのかしら???」
M:「はぁ、時間でございますが・・・具体的なスタートは2008年4月頃でございます。運良く某奥にて未組のキットが手に入りまして、それがスタートでございました。その後ミドル級オジョウサマの制作や転居を挟んだりしまして休み休みではありましたが、思い出したようにぼちぼちと進めまして、そろそろ何とかしないとマズイと思ったのが今年の帝都行から帰還した後で、3月31日夜まで必死になって作業をしておりました・・・」
直:「時間をかけた割には大した仕上がりではありませんわね?細部とかもう少し何とかならなかったのかしら???」
M:「うぅ、キャストキットというものが始めてでありましたし、その当時は”これ以上作業したら模型嫌いになるッ!”というくらいまでやっておりましたが・・・いやはや何とも。」
直:「ま、アナタの能力ではこの辺が限界ですわねっ。」
M:「うぅ・・・」
直:「それにしてもまぁ、よくこんなものを・・・SD準拠サイズのワタクシが並ぶと、その大きさを皆様にもお分かり頂けるかも知れませんわね。」
M:「そうでございましょう???やはりこの私が技術の粋を結集して」
直:「何を言っているのです?これだけのものを受注生産とはいえ、今で言うところのワンオフSDよりお安い額でキットとして成立させた某クス社の実力に感服しているのですわッ。」
M:「
ぐはぁッ!
直:「で、そもそもこの様な企画を始めた動機は何なのかしら?」
M:「い、いえその、某クス社と言えば人形屋、という認識の現代人に、かつてはこの様に硬派なチャレンジを行っていたメーカーであるということを知らしめたいという・・・」
直:「フゥン、何だか後付のような模範解答ですわねぇ。それだけですの?」
M:「え、ええと、は、白状しますッ!やっぱり
某クス社キャスト製50センチ級でSとDのつくものというネタをやりたかっただけでございますッ!」
直:「それだけ?それだけのために???」
M:「はぁ。た、
ただ一言のネタのために、M(偽名)は命を燃やすのでございますッ!!」
直:「それだけのために、どれだけ資金と資材を投じたと思っているのですッ!で、何か
使い道は考えているのでしょうねぇ???」
M:「つ、使い道???そのようなものは何も・・・」
直:「では
無能なアナタに代わり、ワタクシが考えて差し上げましょう。」
直:「さしあたってこれなんか・・・」
M:「ギク」
直:「このキャストの塊は、このサイズのワタクシでなければ構えることもできませんわねぇ。」
M:「かかか構えて何をなさるおつもりですかお嬢様ッ!」
直:「・・・ワタクシに投じるべき資金を、この様なネタに回した無能な使用人を
始末するに決まってますわっ」
M:「じじじ地獄を見れば心が乾くのでございましておおおお嬢様お許しを〜っ」
直:「問答無用!バルカンセレクター!!」

ズダダダダダダダダダダ

シーン


直:「・・・そうそう、もう一つ使い道を思いつきましたわ。」
直:「とりあえず、寂しいときも悲しいときも、雨よけくらいの役には立ちそうですわねっおほほっ。」
直:「と、いうことで、皆様よいお年を。それでは〜っ!






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