EXTRA REPORT 2007.08.04 これが我々の待ち望んだキャンドルアートだ!

そして、遂に2007年のキャンドルアートに灯がともされた・・・。

直:「始まりましたね・・・」
M:「ああ。ここからではどんな絵なのか良くわからないが・・・」
直:「でも、今回は山火事に見えないのは確かですね。」
M:「た、確かに・・・。今回は前回の反省を踏まえ、マニュアルで撮るようにしただけのことはある。」

直:「その割に、顔が黒くなってますけど・・・」
M:「うむ、内蔵ストロボの光量不足だな・・・」
直:「そっちに予算を回してないですからねぇMさん。」
M:「ま、まぁ、その辺は来年に向けての課題ということで・・・。」

M:「さて、もうそろそろだな・・・って来たぁ!」
直:「わぁ花火!」
M:「・・・」
直:「・・・どうしました?」
M:「いや、花火が全て画面外か直子さんの後ろ・・・」
直:「そ、そんなこと、Mさんが動いて調整して下さいって!」
M:「うを!今度は内蔵ストロボが届いていないッ!!」
直:「はぁ・・・ダメですねぇ・・・。とりあえず、最後にもう一回上がりますから、それまでに調整しておいてくださいよ。」


M:「で、今回はこれが限界、と・・・。」
直:「まぁ、花火も私もある程度撮れてますから、これで良しとしますか・・・。」


M:「ああ終わった・・・」
直:「ご苦労様。まだキャンドルも灯ってますし、ちょっとお散歩していきません?」
M:「ああ、そうだな・・・。」
M:「う〜む、このアングルで撮影すると、”首切り写真”だとご指摘を受けてしまうのだが・・・」
直:「あら?首が常にくっついていないと生存不能な人間設定ならいざ知らず、デフォルトで首のはずれる私が気にする迷信じゃないですわね。」
M:「それはそうかも知れないが。」
直:「それよりも・・・」
M:「よりも?」
直:「首切りを気にしなければならないのは、どこかの不遜な使用人じゃぁないかしらねぇ・・・?」
M:「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
直:「・・・冗談です。今回は、お嬢様は無し、ということで。」
M:「ふぅ・・・それにしても今回は助かった・・・」
直:「え、何がです?」
M:「いやその、直子さんが通常モードではなく、お嬢様モードだったら、どう考えても”
夏祭りの夜に惨劇が!”という状況に・・・」
直:「・・・読んだことも無いのにネタに使うのはどうかと。別に、今でも戦闘モードを起動すれば・・・」
M:「い、いえ、遠慮しておきます。今回は珍しく残機を節約できていますから・・・」
直:「何の話なんだか。さぁ、キャンドルアートのお客さんも帰りましたし、我々も帰還しましょう」
M:「ああ、そうだな。」


世間話をすると、破綻した管理会社の精算が決まり、手続に入るようです。結果的に負債は半分が棒引き、半分は市が返すそうで。運営会社とは言っても、元々入場料も取っていない上にテナント料も格安で、どう考えても収益の上がるシステムではなかったので、実質的に市が公共公園として運営を進める実態には変わりはないとも言えます。
カナディアンワールドは既に市が買い取っているため、これで名実共に市の施設となったと言えそうですが、果たしてどんな方向に向かって行くやら。
夕張のように復興請負の観光会社に委託するかも知れませんが、今更有料に戻して、採算の合う観光地として再生・・・は無いような気もします。反面、市の一大イヴェントであり、これだけの人出が見込めるキャンドルアートの会場として、残さないわけには行かない気もするのですが。
あとは、芦別市という自治体が、この巨大な公共公園を維持するのかしないのか、ということにかかってくると思われます。
今年度は良いとして、来年度は果たしてどうなるか、全く予断を許さないところです。




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