・15ヶ月後

ちりんちり〜ん

M:「はいはいお呼びでございますかぁ」
新:「おそいよーおじさん」
鈴:「完全にダレてますね」
M:「いやまぁなんとも・・・ところで何かご用でございましょうか?」
直:「・・・用があるから呼んだのです。」
M:「おおっ、この状況はよく見ると!まさか皆さんお揃いでパフェパーティですかッ?それでは私の分はッ?」
直:「あるわけが無いでしょう?一体前回更新からどれだけ経っていると思っているのです?」
M:「2023年の5月からですから・・・15ヶ月?ですか?うぅ、連続するイベントに転勤に転居に本業のさらなる多忙でなんともという状況でしてぇ・・・」
新:「だからってだらけすぎだよぉ・・・」
M:「うぅ」
鈴:「全く、お話にもなりませんね。」
M:「ぐはぁッ!鈴さんまでぇ」
M:「でぇ、あのぉ・・・用とは皆様のパフェパーティを指をくわえて眺めているコトでしょうか・・・」
直:「その様な訳はないですわ。一体何処まで無能なのかしら・・・」
M:「うぅぅ」
直:「せめてもの穴埋めとして、かいつまんででもいいからここまでを振り返りなさい。」
M:「は、はいぃぃぃ・・・それではやらせていただきますぅ・・・それでは、衝撃のあの日からをトレスするッ!!」


M:「あの後・・・北海道にもイベントシーズンが再び訪れ・・・我々は参加した。道都の中心部に。」
M:「町のイベントに。」
M:「駅前の広場に。」
M:「遊園地に。いつしか弾幕屋台との融和を図るべく衣装が東方系となり・・・」
M:「イベント参加の始まりの地に凱旋?し・・・」
M:「道都中心街近くのイベントでは、会場配置に合わせることや雨回避後のディスプレイ展開だったこともあって、モデルを車両の片側に集中展開する戦術を新たに編み出し・・・」
M:「太平洋岸都市の商業施設前イベントではそれが定着し・・・」
M:「年末にはモデル三姉妹の基本スタイルが固まり・・・」
M:「エディット再現キャラによるネタがメーカー生放送で採用、受賞し・・・」
M:「そんな中、突然・・・でもないが転属命令。すなわち転勤による転居が決定。平凡な日本海沿岸の生活が終わる。栄華を極めた御嬢様領域も引っ越し荷物に消え・・・」


M:「御嬢様を逃れ、再び太平洋岸、鉄と橋のマチに辿り着いた俺を待っていたのは、また御嬢様だった。荷物搬入の前に棲み着いた極悪。尊大と冷酷と我儘をコンクリートミキサーにかけてぶちまけた」
新:「はいそこのおじさん、さっさと話を進めるぅ」
M:「は、はいぃぃぃぃ」



M:「昨今の輸送業界の状況から、なんと引っ越しが完了したのは転居から半月遅れ。しかし荷物は来た。」
M:「そう、資材はあるのだ。今回、再建。御嬢様領域は、荷物の中から甦る.。」
M:「そうこうしている内に、北海道にも再びイベントシーズンが巡ってきた。昨年までは遠すぎると参加を断念していたイベントが今度は最寄りに。」
M:「さらに再び道都中心街でのディスプレイに参加。コスプレイベントと痛車ディスプレイの併設イベントが多いことから、一つの言葉が形をとりつつある。それは、”ドールコスプレイヤー”」
M:「そして、転属先の本業が、これまでと勝手が違ってなかなかに厳しくてもイベント続きでも、身構えていてもいなくても”死に紙”はやってくる・・・今回は阻止も何もありませんでしたーあははー。」
M:「北海道最大級のイベント、TMAFも転居により最寄りとなったため初参加。イベント名に寄せたいと思い、極端に少ない当家のアニメネタを動員。さすがは巨大コスプレイベント、クワトロ大尉やブライトさんにもお立ち寄り頂きました・・・一方で、弾幕屋台でおなじみの東方キャラがそこらを闊歩している中でゲームをプレイするのは格別でした!」
M:「そして当家に押し寄せる東方化の波は止まるところを知らず・・・弾幕屋台に配備された新作、”東方スカーレットディアブロ”の影響が直撃し、元々使用人の扱いが悪魔的であった新依名さんが遂に悪魔の力を身につけました・・・瞳は瞳孔の融けた赤色となり、牙が発達し爪も赤く伸び、体色も白っぽく変化・・・わかる方には、え?となると思うのですが・・・な、なりません?こ、この辺はその出自のこともあり設定的にどうするかは目下検討中です・・・化身の一つ、派生キャラなのか、別個体、別キャラなのか、それともカスタムガイノイドシステムは複数機体の同時制御も可能なのか・・・うーんどうしたものか。いやまぁどれでもいいのですが。」
M:「その、悪魔の力を身につけた紅魔の令嬢・・・のイベントデビューはあいにくの天気となりました。」
M:「そしてそんな悪魔を滅ぼすチャンス到来!エンパイアクラブでの経験を生かし?完璧で瀟洒なメイド?となった鈴さんと共に、吸血鬼を広大な航空学校の滑走路上のイベント、真夏の直射日光の元に誘い出すことに成功したのだ・・・!・・・が、何の効果もありませんでした!(笑)」
M:「次の舞台は駅前・・・天候不良に対抗すべく、車内展開フォーメーションを組むのでありました・・・この装備にも慣れてきたようで、良い表情も見せてくれましたし、元ネタ上では雇用主とその使用人ですが、姉妹が仲良い様子だったのが本当に嬉しいところです・・・」
M:「ずっと”高いポテンシャルを秘めながらも不遇の次女”だった鈴さんもエンパイアクラブで赤縁メガネの淑女メイドというキャラクターを確立、そして今この表情である。元ネタに対して優しすぎるが・・・ま、いいか。」

M:「ええと、それから・・・」
直:「・・・もういいですわ。」
M:「え?お嬢様?鈴さんと新依名さんは?」
直:「とっくにパフェも食べ終わってお茶も飲み終わって、飽きたと言って引き上げましたわ。話が長すぎるのです・・・何より15ヶ月分なんてのがいけないのです。」
M:「うぅ、そうなんでございますか・・・」
M:「そ、それにしてもお嬢様、よくぞお残りくださいましたぁ・・・」
直:「ま、ワタクシは当主ですからね。」
M:「なんといいますか・・・ここまで振り返っても直子さんはいつもお留守番でございましたね・・・」

直:「不動の当主、不動のお嬢様、それがワタクシの役割ですわ。さらに言うと、常に姉妹間の人形用編隊通信システムで全データが送られてきますから、アナタの働きもヘマも含め、全て同時に楽しんでますわ。」
M:「なななんと、その様な設定が・・・しかし、お嬢様、なんとなく丸くなられましたなぁ・・・エンパイアクラブで心優しきメイド秘書を経験された故でしょうか?」
直:「さぁ?どうでしょうね。先代が担っていた要素の分担の結果、かもしれませんし、晩年貫禄はそのままに落ち着いた”ニャオ子お嬢様”の影響かも、知れませんわね。」
直:「さ、次のイベントが近づいていますわ。抜かりなく準備なさい。」
M:「はいッ!そうさせていただきますぅ」
直:「・・・その命尽きるときまで、ワタクシたちに全てを捧げなさい。」
M:「はい・・・心得てございます」
直:「よろしい。では征きなさい。状況の許す限り。等身大人形による表現の可能性を守り拡げるために。」
M:「はいッお嬢様ッ!」


いやもう、この間実際には転勤転居に備えた物資集積拠点の建設やら度重なるそこへの事前搬入、膨大な荷物の整理、遅れる搬出・・・転居後も業界は同じものの勝手の違う新職場・・・新しい環境への適応・・・我ながらよくやったと思う次第です。無論この間支えてくれたのは人形のお嬢様三姉妹のパワーアップと多方面展開を中心とした様々なもの・・・それは今後語っていくこともあるでしょう・・・

まぁ、その辺は人形モデルディスプレイの逆サイドに表現されているんですが。


と、いうことで、



昨日の夜、ネタを失い途方に暮れていた。
今日、ネタを思いつき更新していた。
鬼と出るか蛇と出るか、くだらないとわかっていつつも挑むネタ作り。

次回、未定。

次の更新、そんな先のことは、わからない。
(ネタが決まってないだけです。まずはイベント参加と無事の帰還が優先事項です。色々あるけど、さぁ、行ってくるさ!)



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