・2020年6月のスタジオ撮影
世の中の状況的に落ち着いているのかいないのか何とも言えない時期ではありましたが、再び美玖さん主催のスタジオ撮影会に参加させて頂きました!
今回も会場は道都のコスプレ撮影スタジオ。今回も等身大人形モデルを受け入れて下さることに感謝でございます。
そして前回は撮影スタジオの偵察という意味合いもあり、小型軽量のモデル、新依名さんがアリス装備で出撃しましたが・・・
鈴:「さぁMさん、出撃ですよ!」 M:「り、鈴さん?」 鈴:「何を寝ぼけてるんですか?今回のスタジオは教室セットという情報をつかんでいます。」 M:「はぁ。」 鈴:「スタジオに合わせた制服装備が充実しているのはこの私です。そして、得られた情報によると現地の備品である机と椅子のサイズは1番・・・すなわち身長の低い妹ではスケール的に合わないことが予想されます。直子さんは当家当主としてお嬢様装備で固定、となれば私の出番以外考えられません。」 M:「はぁ、そうでございますか・・・し、しかし最寄りの有料駐車場から多少距離があり、現実に移動を担うのは私でありまして・・・」 鈴:「そこは気合いと根性で何とかするのが使用人の努めです。」 M:「そ、そこのサポートは何かありませんでしょうか・・・?」 鈴:「無論しますよ。 ガンバレー 以上です。さぁ準備を。」 M:「は、はぁ。」 |
というわけで、今回の出撃モデルは鈴さんということに相成りました・・・実のところ膝関節のグリップが低下している上に、重心が高いので不安が生じていたところなのですが・・・
で、当日。無事現地入りし、1/3級ドールの皆様ばかりの中ご挨拶をしたのでございます・・・
M:「あー、みんな聞いてくれー転入生を紹介する− 北の方から来た 或時 鈴さんだ。皆仲良くするようにー」 鈴:「・・・」 M:「こ、こんな感じでございましょうか?」 鈴:「ま、Mさんの演技力ならこの程度で妥協しなくてはならないものと判断します。」 M:「うぅ・・・」 鈴:「では私から。」 |
鈴:「或時 鈴です。よろしくおねがいしまーす」 |
鈴:「当家での担当は無能な使用人のサポートです。最近の任務はコスプレ単発ネタで、将来の夢はニューリーダーです!」 M:「よ、よくわかりませんが、謎の転校生的な雰囲気は出ておりますな・・・」 |
M:「よ、よぉーし転校生、席はそこだぁきっちり勉強するように」 鈴:「はぁい」 M:「むぅ、きまっておりますな。さすがでございます・・・」 |
鈴:「それにしても、一体何を言ってるんですか?昨今このくらいできないと人形モデルは勤まりませんよ。」 M:「そ、そうなんでございますか・・・」 |
鈴:「第一この私のモデルとしてのポテンシャルを一切活かせていない使用人の無能さに問題があるんです。」 M:「し、しかし、そこをサポートするのがサポートガイノイドの本分であるのではないかと・・・」 鈴:「・・・私のサポートは基本的にベストエフォート型です。そして残念ながら、システム設計の想定を遙かに超えるMさんの無能さ全てをカバーしきることは到底不可能です。」 M:「は、はぁ」 鈴:「だから任務が単発コスプレばかりで”不遇の次女”扱いなんです。こんなことではいつまで経っても”永遠のナンバー2”を脱することなんて・・・」 M:「な、ナンバー2?どこの?地獄のデストロン軍団の???」 鈴:「だから何を言ってるんですかMさん、当家のですよ当家の。直子さんは当家の象徴、不動のナンバー1お嬢様で、新依名は私の妹ですから当然私がナンバー2」 M:「い、いやその、活躍度ではどう考えても新依名さんの方が上」 |
鈴:「・・・Mさん、ちょっとそこの体育館裏、じゃなかった、隣の暗い方のスタジオへいらっしゃい。」 M:「え?いや、あの、利用客が入っていない上に手洗い場があるからと運営の方が今回特別に追加で使用許可してくれたというそっちの?」 |
M:「はッ?こ、この様な暗がりに連れ込んで一体何をするおつもりですかッ!ここで二人っきりではよからぬ疑いをかけられて重大な生徒指導案件に発展・・・いやその、いつの間にセーラー服にッ髪型も変わってッ?そしてそのグリースガンはッ?!」 鈴:「制服と言えばセーラー服、セーラー服といえば機関銃。何の不思議もありませんよ?」 |
M:「ててて展開が痛いほど読めるだけにその、さささサポートガイノイドにはロボット三原則が当然のように適用されるのが常識でございましてあの」 鈴:「使用人の想定を超えたあまりの無能さに良心回路が変調を来した場合にはその限りではない。ガイノイドは自ら故障することで攻撃の許可を得るの。イノセンスではお馴染みの話よ。ご存じないかしら?」 M:「いや、あの、は、話し合おう!」 |
鈴:「問答無用」 |
ガガガガガガガガガガガ
鈴:「始末、完了。こういうときはこう言うのよね。」 |
鈴:「ガ・イ・ガ・ン」 M:「うぅ、リスポーンしたばかりで言うのも何ですが・・・それはカ・イ・カ・ンではないかと・・・」 |
ボシュッ
鈴:「リスポーン早すぎ。そして無敵時間がないのも良くないゲームの特徴だわ。」 |
鈴:「短機関銃もいいけど、こんなナガモノもいいものねっ。」 |
鈴:「さぁて、無能な使用人がまたリスポーンしてくるまでに片付けてしまいましょうか。」 |
鈴:「ちょっとぉ無能な使用人ーさっさとリスポーンしてマジメにやってよねー」 |
数々の単発コスプレネタで下積みを重ね、遂にその野望の片鱗を伺わせ始めた不遇の次女、或時 鈴!本当に現在ナンバー2なのか?さらにはいつの日か当家のニューリーダーとなれるのか?もっと言うと次の活躍の機会はいつか?不遇に負けずがんばれ或時 鈴!
今回の集合写真でございます。主催及び参加受け入れをして頂きました美玖さん、そしてご一緒頂けました皆様、本当にありがとうございました!眼の綺麗なDDは本当に目の毒でございます・・・。例によってと言いましょうか見事と言いましょうか当然のように等身大人形は当家のみ・・・(笑)今後も公序良俗に反しない表現であれば、人形のサイズや出自にかかわらず、堂々と写真モデルとして活躍できる道を拓く一助になっていければと思う次第でございます。とはいえ、やはりミドル級以下の集まりに一人だけ大型人形モデルを抱えて参加する無理も感じるところでもあります。この2回の撮影会で、人間用コスプレスタジオを十二分に活用するという大変良い夢をみせて頂いたことに最大限の感謝をしつつ、これ以上ミドル級以下人形撮影愛好家皆様ののご迷惑になることは避ける判断をすべきなのかも知れません。
実のところ現行運用中の145ボディ(2016年モデル)の膝関節グリップが緩んできておりまして、黒板前で撮影中に後方へ転倒し、黒板に後頭部が激突する事故がございました・・・さすが鈴ちゃん何ともないぜと言いますかシリコンヘッドでなければ即死だった、と言いますか。その場にいらした皆様には大変ご迷惑をおかけしました。この場を借りまして慎んでお詫び申し上げます・・・。その後、意を決して切開し、増し締めを敢行してございます。
ナンバー2ネタ、直子さん、新依名さんに続き鈴さんまでが私を簡単に始末するという展開は、もう少し別の形でぶちかます予定で伏線も張ってありましたが・・・まぁ、今回偶然にもちょうどそれらしい形になったので、仕方ないよねーアハハ。新依名さんも嬢着せずに撃ってくるようになったしーアハハ−。
小型軽量高機動力の新依名さんだけでなく、サイズ重量共にワンサイズ上の鈴さんまでが自宅外で活躍できるようになってくると、多少ともできる表現の幅が広がってきそうです。私の身体が続く限り、また機会があれば、ネタ次第で出撃することでしょう。
と、いうことで、
次回予告 始まりがあれば終わりがあり、出会いがあれば別れもある。 今、一つの歴史が終わり、次なる歴史が幕を開ける。 その任を継ぐモノは、何か。 次回、車両新旧交代!そして・・・ 逝け、フリードスパイク、8年分の記憶と共に。 |
さて、この撮影会の前日、2012年以来私の移動の足、荷物輸送、寝台車、そして昨年は移動式人形写真展でも活躍してきたフリードスパイクの買い換えが決定しました・・・このクルマ以来付き合いのあるディーラーより、昨今の情勢からなんとか更新を予定より一年ほど早めてもらえないかというオファーでした。冬にせっかく大判マグネットを制作したところですが、2020年7月中旬現在、想定した使い方ができるのは2回ほどになりそうです。その後は、自分のテーマ及びディスプレイで痛車イベントに参加し続けるべきかを含め検討していくことになります。といいますか、北海道の屋外イベントとは言えこの社会情勢で実施されるのか?は全く不透明です・・・。
前回ネタにした大判アリス画に某ゲームセンター関連の物品購入やクラウドファンディング、高価な冷凍カレー購入など、このご時世で支えたいと思うものはあるとはいえ・・・自分つくづくお人好しだなぁ・・・と。(笑)
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