・2019年秋のある日(前編)


ギャラリーが喪われてから初めての秋が訪れていたある日・・・

M:「ふぅ。さて、たまには不当人類支配を続ける極悪ガイノイドお嬢様から逃れてこの地方の自然の中に身を置いてですね」
新:「
おじさーん、使用人のお仕事サボってどこ行くの−?」
M:「
ギクッ い、いや新依名さん、サボるなどとは人聞きの悪い・・・わ、私はただ現在居住の地方の資源を活かしてアウトドア活動をですね」
新:「
ふーんそー。じゃ、どっか行くなら連れてって
M:「いやその新依名さん、今日は
痛車イベントではないでございますよ?」
新:「季節に合わせたアウトドア装備もちゃんとしてるし・・・直子さんが、たまには
あたしをイベント会場以外の屋外にも、って言ってたよー」
M:「お、お嬢様がッ?し、しかし・・・」
新:「グズはキライだよー直子さんに使用人サボってる報告しちゃうよー」
M:「そそそそ、そういうことでしたらお連れしないわけにも
いきませんがッ!」
新:「はーい、じゃあけって〜いっ!
行こ行こー
M:「は、はぁ。」

で、北海道西海岸のとある地点に。


新:「わっあーい海だーっ
M:「本来なら夏に、もう少しきちんとした砂浜のあるところが良かったのですが・・・申し訳ございません」
新:「いーよいーよ、リスクを避けた場所選定だって難しいんだし。」
M:「は、はぁ。」
新:「この時のために、おじさんが撮影適地をずっと偵察してたのくらいあたしだってちゃあんと知ってるんだよ。」
新:「ありがとう。おじさん。」
M:「お、おおお、こちらこそありがとうございますぅ誠に勿体ないお言葉でしてぇ」
新:「・・・ま、この程度言っとけばいくらでも貢いでくれるから全くちょろいおじさんよね」
M:「は?何か仰られましたですか?」
新:「気のせいだよー波の音波の音−多分。」
M:「し、しかしチョロいとか何とか確かに聞こえたような・・・」
新:「気にしない気にしなーい、でぇ、今日はこれで終わりじゃないよね?海ときたら!次いってみよーっ」
M:「は、はぁ。」




で、



ネタ不足の折、前後編でしっかり刻んでいきます。(笑)



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