・2019年のミッション・ブリーフィング

実は前回からの続きだったり。

M:「うう、前回またもやお嬢様に始末されるという安易なオチで終わってしまった・・・なら残機制で復活、だったのに今やFPSゲームの流行でボタン一つで無限に復活してしまうゲーム的リアリズムになってしまった・・・まぁある時期から家庭用やPCのゲームはどうせプレイヤーのリアルな時間切れや心が折れるまでリトライするものになったということで・・・いやそんなことを考えている場合ではない。何だかリスポーンしたらしたで即リスキルとかいうこれまた安直なネタが待っているような気もするし・・・む?そうか、ボタンを押さなければ復活しなくて済む?それは即ちお嬢様にこき使われなくて済む!おお名案だ!!10年以上お嬢様に虐待され続けてようやく気がついた!これで人類極悪ガイノイドの支配から真に解放されるのだッサボり放題だーッフゥハハハハハハハハハッー!!!」

?:「Mさん・・・
M:「ん?」
?:「Mさん」
M:「だだだ誰でございますかなッ?この呼称、懐かしい・・・
冷静にして優しいサポートガイノイド、問題人格”極悪オジョウサマ”を発現する前ノーマル直子さんのような・・・いや、そんなはずが・・・」
?:「Mさーん」
M:「ま、まさか
直子さん正気に・・・?いや待てそんなワケがあるか、あああ慌てるなこれはお嬢様の罠だ。」
?:「Mさん、
いつまで死んでるんですか
M:「ぐむぅ、だ、誰なんだッ
気になる気になるぞぉ!」
?:「いつまでも
死んでると、直子さんにまた始末されますよ。」
M:「
ぐはぁ気になるッ、ちょ、ちょっとだけ、ふふふ復活しちゃおうかなぁー」

M:「うげっ!こここんな警告が出るほどヤバいのでございますかッ?!」
M:「し、しかし、も、もう決めたんだ!男には負けると分かっていても始末されると分かっていても行かねばならん時があるッ!
ええい復活ぅ!!



M:「・・・な、直子さん・・・?往年の”通常モード”私服の?いや違う誰なんだお前、いやあなた様はッ!!」
直:「・・・せっかくご登場頂いていたのに、全くいつまで待たせるのかしらねぇ」
M:「ににに新依依名さんでもないしどどど
どなたなんでございますかこの方はッ?!」
直:「紹介します。この方は”
或時 鈴(あるとき りん)”」
M:「
或時・・・?ということは?」
鈴:「はい、がいつもお世話になっています。」
M:「妹?
新依名さん?じゃお姉さんでございますか?言われてみれば似ているような似ていないような・・・その、新依名さんのお姉さんが何故に往年の通常モード直子さん”の服装を?」
鈴:「ええと・・・」
直:「そんなコトはどうでもいいですわ。ところで爺や、今は何月?」
M:「はぁ、4月でございますな。北海道もすっかり春っぽくなってきて良い季候でございます。」
直:「・・・で、今年の4月末には何が始まるのです?」
M:「はぁて・・・エイプリルフール企画は1日に終わってますので、何かありましたかな?」
直:「・・・」
M:「わーっ申し訳ございませんッDPH芦別カナディアンワールド公園ギャラリーの最終シーズンが始まるのでございますッ!」
鈴:「・・・直子さん、このヒト、こんな大事なところでボケたりするんですか?」
直:「・・・当家当主、雇用主筆頭として
非常に情けないですわ・・・」
鈴:「ええと、このままではとても
お話が進まないと思うんですが・・・」
直:「そうね、こんな使用人は放っておいて早速話を進めましょう。かくかくしかじかで・・・」
鈴:「要約しますと、DPH芦別カナディアンワールド公園ギャラリーにて、
無能極まりない使用人のサポートを行う。任務、了解です。」
直:「本当にすみませんねぇ。昨年一昨年は主に新依名さんにお願いしていたんですけど・・・」
M:「あ、あのーお二人で何をご相談しているのでしょうか?」
直:「あら、爺やまだいたのですか?この鈴さんのサポートも受け、伝統あるDPHギャラリー最後のシーズン立派に役目を果たしてきなさいと言っているのです。」
M:「は、はぁ。」
鈴:「今後、私は
継承設定に基づき、基本的に”縺尋・サザッキィ”を”Mさん”と呼称します。よろしいですか、直子さん?」
M:「はぁ。って、それは全く以て「
爺や」「おじさん」に比べれば懐かしく嬉しいでございますっ!ありがとうございます、ありがとうございますッ!!」
直:「何が嬉しいですって?」
M:「い、いえいえいえいえいえ、その呼称ですといろいろな方とかぶりますなぁとハハハ」
直:「全く、
使用人の分際で贅沢ですわね。仕方がありませんわ。鈴さんに使用人の旧呼称を許可します。ではそこの使用人さっさと準備をなさい。」
M:「は、はいぃぃぃぃぃぃぃ・・・え、ええと、準備に際しまして
鈴さんのサポートというものは・・・?」
直:「あるわけありませんわっ。
自分で準備なさい。」
M:「は、はいぃぃぃぃぃ・・・・」



直:「さて、あんな使用人ですけど・・・鈴さん、お願いしますね。」
鈴:「大丈夫ですよ。私はこの装備と共に、”冷静なサポートガイノイド”としての機能を先代から継承しています。万事、お任せください。
どんなに無能な使用人でも、この私がサポートしてご覧に入れます。」
直:「ありがとう。頼もしいわ。それにしても重ね重ねすみませんねぇ、
そんな役回りをお願いしてしまって・・・」
鈴:「いえいえ、いいんですよ。それが
私の役目なら。」
鈴:「では、継承した役割を早速・・・サポートガイノイドプログラム、ロード。ドライブ。」
鈴:「ちなみに、今回の作戦名は、”ギャラリーのラストシーズンを開けに行け!大作戦(Operation open the gallary 2019)”です。幸運を祈りましょう。」



で、



次回予告

初めから分かっていた。いつかそれが来ることは。
全てのものに始まりがあるのなら、終わりがあることも。
しかし、廃園のための開園、閉館のための開館。それに何の意味があるのか。そしてそれは、誰の為。
13年の重みが染み込んだ、絢爛たる哀しみに彩られたラストシーズンの幕が今、上がる。

次回、ギャラリーのラストシーズンを開けに行け!大作戦

芦別の山奥に、あの姿が蘇る。



あー、実のところ本ネタの掲載は、結局ギャラリーラストシーズンのオープニング前には間に合いませんでした・・・当初4月末には撮影をしていたのですが、本サイト初登場にかかわらず、鈴さんの写りがあまりにイマイチで後に撮り直しをいたしまして・・・モデルが緊張してしまったためか、気が乗らなかったか、はたまた演技と言いますか表情変化の失敗か。とにかく私の演出及び撮影が良くなかっただけでございます・・・ま、まぁ、今後出演する中でがこなれていく可能性をお楽しみください・・・?

ちなみに没カットはこんな感じ。口を閉じ気味にする表情変化がうまくいっていなかったようで・・・しゃくれてんなー(笑)
とにかく、新依名さんほど演技演出が得意ではなさそうで・・・モデルとしてのポテンシャルは高いのに、これまで不遇であった理由がこの辺にありそうです・・・。

今気づいた。AIに生じた極悪人格という点では、”オジョウサマ”とは”ランツクネヒト”と同類なのかもしれない。(笑)待て、ベルトロガー9って何年前だ?ウマとサクラのマチにいた頃だったなぁ・・・いや良いゲームだった。

そういえば、iphoneのフォトアプリで顔を見分けて自動で分類される機能があるのですが、新依名さんと鈴さんの区別が全くついていなかったことがありました。双子とは言えないまでも、まさに姉妹で通りますな。実際海外のメーカーサイトに一時あったヘッドプロフィールでは、”sister of nina”となっていました・・・そうそう、逆に、撮影時に写り込んだアリス画のアリスを「或時 新依名ですか?」とアプリが聞いてきた時はわかってるじゃないかこのアプリ!と嬉しくなりましたが恐れ多くて違いますと返答しました。(笑)



おまけとして”先代”直子さんがこの装備で活躍していた頃のお出かけレポートを”よりぬき人形といる生活”で再掲載します。

EXTRA REPORT 2009.11.07 突入せよ?にじの山荘大作戦(初出:2009年11月)

あー、当時本当に”お嬢様”でない直子さんとのネタに困っておりました・・・果たして”通常モード”直子さんを継承した鈴さんを物語上でドライブすることはできるのでありましょうか?不安がいっぱいでございます・・・(笑)

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