・2018年の新依名メモリーズ(前編)
2018年春、またも”カナダ”に”アリス”が姿を現した・・・。
で、
はい、またもテキスト無し画像貼り付けただけシリーズです。(笑)
しかも昨年2018年分を全く掲載してこなかったので、アリス衣装だけで前中後編にわたる予定という事態に相なりました。
2019年3月31日で、開設当時から(中断期間もありましたが)長らくこのサイトをアップしてきたジオシティーズがサービス終了、ということで、今回から移転先のさくらインターネットの方にも試験的にアップし始めました。
今のところ、さくらインターネット上での公開は無事のようですので、ジオシティーズに引き続き、内容的に問題視されずに済んでいるようです。
今はそれほど警戒する必要もないのかもしれませんが、”とある用途にも使える人形”をモデルにして撮影をし、画像を公開することにはやはりリスクが伴うと考えています。ツイッターでも画像を公開していますが、その内容や表現には気を遣っているつもりです。
ここからはジオシティーズ終了にかこつけて、サイト開設当時を思い出しての主観に基づいた昔語りになりますが、ご容赦ください。
13年ほど前は、人形写真の発表の場としてはツイッターもインスタグラムも影も形も存在せず、今は当たり前を通り越して過去のものという感すらあるブログですら出始めだった時代。等身大人形写真といえば個人が作成するウェブサイトでした。
今からでは信じられませんが、当時は廉価なオリエント工業製直立ソフビ人形が主流であり(私もお試しのつもりでそうでした。それが今や・・・)、同社シリコン人形には関節のグリップが存在しませんでした。昨年消滅したというユニゾン社が、唯一シリコン人形でグリップモデルを出しており、オリエント工業社製の頭を接続してモデルとするケースが出始めていました。今では当たり前の技術となった針金による指骨格も、その後ユニゾン社がテストを重ねて開発している様子を発表しておりました。
そんな当時、多くの個人ウェブサイトが現れては消えていきました・・・購入の嬉しさを爆発させそのままの勢いで開設、特にソフビ製直立ボディはポーズをつけることもできず、次々と衣装を購入して着替えさせて撮影しては更新、いつしかネタも尽き更新が止まり消滅する・・・そんな姿を多数見てきました。また、シリコンボディを運用しているところは人気を博し、期待に応じて露出度が高くなるといった印象がありましたが・・・しかし、そういったところも長く続くことはなかったように思います。あとは、次々と新たな人形を導入する方法もあったように思いますが、一番最初の人形に感動のあまり「永遠を誓う」描写があったばかりに新モデルをどう位置づけていくかで困ったり、当時は台詞に寄る演出が一般的でしたので、人形が増えてもキャラクターとして描き分ける困難さの方が勝って失速していくといった印象のところも見られたように考えます。
あと忘れてはいけない要素として、かつては多数の等身大人形を所蔵し、「大御所」ともいうべき方が存在しました。まだまだ等身大人形に関する情報の少ない中、実際の運用情報を提供するなどして多方面とつながり、その方が運営するウェブサイトのリンクに加えてもらうとアクセス数が急に増えたものです。そうそう、ツイッターなどない当時の交流手段は「メール」と「掲示板」でした。
そんな等身大人形写真ウェブサイトの栄枯盛衰を横目に見ながら、直立ソフビ人形をモデルにサイトを始めた自分は、撮影技術も美的センスも持ち合わせていないことを自覚していましたので、少なくとも等身大人形写真ウェブサイトとして生き残る長さで誰よりも勝ろうと考えました・・・そこで、13年前当初次のような方針を考えました。
・なるべく人形キャラクターとの対話(ネタ)を添える
・描ききれないのでキャラクターは増やさない(その後装備傾向に由来した派生キャラクターは登場しました。人形モデルの演技力にも助けられ、ある程度描き分けのテキスト力が身についた感があります。しかし二体の自前キャラクターを画面上に同時に登場させたのは、中断込みで10年以上経ってからでした)
・人気取りのための露出度上昇はしない(その路線は最初から限界が見えているので。あと、ただでさえ”とある用途”のために肩身の狭い思いのする被写体でした。今ではかなり緩和しているように思えますが、人形のサイズや素材による差別意識が強かったように感じます)
・可能な限り他の趣味と融合させる
その方針に基づき半自作ボディ、背景小物の充実、模型趣味等との融合など、独自路線を歩んできた末が今の姿と言えます。まぁ色々あって故あって中断していた期間はありますが、自分と同時期に等身大人形写真ウェブサイトを始めた方も数少なくなってきたので、当初の目的は果たしつつある、と言えるのではないでしょうか。
おまけ
”アリス”ネタの元となった大判絵画は2018年も購入してました・・・本当にもっと堂々と応援して人気が出てほしいのですが、自分ごときがファンであるのはおこがましいとか出自の良いとは言えない人形の撮影にイメージをお借りしているのでご迷惑をかけることになってはいけないとか何とか非常に複雑なところでございます。ああ複雑。
おまけその2
アルテ132ボディはその小型軽量さと奇跡のようなバランスで非常にモデルとして優秀なのですが、不安定姿勢にチャレンジするあまり事故もまた生じることもあります・・・
この時は枯れ草まみれになった程度で済みました・・・
「さすがにーにゃん、何ともないぜ」
と冗談ばかり言っているわけにはいかないので、マイクスタンドをベースにした一点支えスタンドは随時改良を加えています。この後はゆるくて回ってしまうことの多い部分を接着しました・・・いや早くやっておけという話ですね。(笑)
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