・オジョウサマとは・・・
オジョウサマとは人類が生み出した悪夢。
覚めることのない悪夢。
オジョウサマとは・・・
M:「ブツブツ・・・」 直:「あら爺や、どうかしたのかしら?」 |
M:「新依名さん、新依名さんが・・・そんな・・・」 直:「一体何を言っているのかしら。このサイトに外部ゲストでもなく”普通の人間の女性”設定の方が現れるワケが無いでしょうに。」 M:「はあ。」 |
直:「面倒ですのでこの際はっきり言っておきますと、新依名さんはワタクシと同じくガイノイド、基本ハードウェアはA&T社製タイプ132ですわ。」 M:「むぅ、そうでございましたか。てっきり通りかかった方を勝手に、”コード”で”正規人形”に”転換”したのかと思いましたぞ。A&T社と言えば、ガイノイドメーカーとしては後発ながら海外生産によるコストダウンとたゆまぬ改良で人気の・・・ただ、一説によるとA&T社はただの国内代理店という・・・」 |
直:「ええい、そこまでの話はどうでもいいですわ。とにかく、ワタクシと同じく”オジョウサマの後継者”の一人なのです。」 M:「なな何とッ!!あの変身能力と無慈悲な使用人始末・・・ど、どおりで・・・!」 直:「先代は分割継承の形をとったのです。ワタクシは”直子”の名と”お嬢様”の称号及び装備一式を、新依名さんはまずオリジンたるハードウェアコード、”アリス”の称号を・・・。」 M:「そ、そうだったのかー!・・・あれ、要素が何か足りないような・・・」 |
直:「ネタの順番的にまだそのようなことを気にする必要はありません。」 M:「そ、そうでございますか・・・し、しかし、結局オジョウサマとは何なのでしょうか?」 直:「さぁ?何かしらね。あらゆる宇宙に共通する唯一の要素、”宇宙そのものの終焉”を司るモノ、とでも言っておきましょうか?」 M:「ななな何ですかッそそそそのように中二をこじらせて1677万7216回ほど留年したような設定はッ!と、言いますかやっぱりやっぱり正体は極悪」 |
ズキューン
ドサリ
直:「・・・」 |
直:「フン、無能な使用人は知らなくて良いことでしたわねっ。」 |
とりあえず色々説明しようと思いましたが、結局説明すべき中身はあんまり考えていなかったのでこんなもんです。
まぁその、昔から小道具の使える等身大人形として(自作骨格により、関節グリップ実装はオリエント工業より早く、木製マネキンハンドによる演技可能な可動指はユニゾンより早かったんですよぉ信じて下さいよぉ)武器なんかを持たせることは成功していましたが、結局その武力を行使すべき”敵”を設定することができず(昔某マンガ教室が喝破したように、安易な武装、安易な戦いは連続勝負を呼び、果てしないインフレを呼び・・・”隣の番長から宇宙の悪の意志まで”拡大しても終われないことが目に見えている)、考えた結果”無能な使用人”(即ち私)を専門に始末することになった次第です。そして、武装していながら他の誰とも戦わなくて良いように、使用人以外には優しい、孤高の存在として描かれることになったのが”お嬢様”なのでございます・・・。
それにしてもこの井澄直子さん、美人には美人なのですが、顔が不敵に笑っているので、やはりできる演技の幅が狭くて困ります・・・やはり役割の分割継承は正解だったと思っています。
”お嬢様”は当家の象徴として、あくまで不敵に、どっしり構えていて頂くべきなのでしょう。
2017年春、カナディアンワールド公園に、”アリス”を継ぐモノが舞い降りた。 何故に。この場所には、石版を凶器とし猛威を振るったあの赤肩、いや赤髪こそが相応しいのではないか。 何故に。大英帝国から旧植民地への密使なのか。 何故に。水面下の謎の根は深く、重い。かも。 次回、新依名メモリーズ 目も眩むカナダの景色を、アリスが走る。 |
ええと、本来前回、第11話の続きとしてすぐに展開すべきだったとは思うのですが・・・本業多忙は基底現実として、いつの間にか2017年のDPHカナディアンワールド公園ギャラリーは終了し、その喪失感からひと息ついてしまってから11月はこのサイトとは無関係な模型ネタに全力投球、12月はPS4を買ってまで地球防衛に全力投球してしまい・・・いつの間にか年末そして年始という体たらくで。(笑)なんといいますか全力投球すべきことが次々と!人生充実しているといえばそうかも知れませんが・・・。
とりあえず私及びこのサイトはこんな感じです。12年間、多くの等身大ドールサイトの誕生と消滅を見てきた者として(いえその自分も一度消滅してましたが)、やるからにはのんびりと、息長く、ということで。