・ある2017年夏の日のDPH芦別カナディアンワールド公園ギャラリー(後編)


ということで、前回の続きです。

あらすじ:ギャラリー当番だというのに怠けることしか考えていない縺尋・サザッキィの体たらくをお嬢様に報告した或刻新依名。突如としてギャラリーを襲う異変!果たして「嬢着」とは???





新:「嬢着、完了」

説明しよう!或刻新依名がオジョウサマ装備を嬢着するのに必要な時間は、0.05秒に過ぎないのだ!

M:「ん?に、新依名さん?
新:「ワタクシはニイナ。オジョウサマの代理構成体。マットウな能力を持たない使用人は、不法被雇用者として、
始末する。」
M:「おおおおおお、お嬢様???!!!ま、まさか、オジョウサマに入れ替わられて・・・じゃあ本物の新依名さんもう生きては・・・」
新:「
ピンポーン、直子さんからの伝言です。”人聞きの悪いことを言うのではありません、始末レベルを2上昇”、だそうです。」
M:「いいいいずれにせよここここれは
キケンが危ない!わわわ私は急用を思い出しましたのでこれにて・・・」
新:「無効言い訳を検知。始末レベルが2上昇重力子放射線射出装置の使用を直子さんに申請。許可。」
M:「え、えええ???!!!どどどどこでそんなすごい銃を???」
新:「銃のことは、知らない。」

新:「始末を開始。単独照準 可」

M:「いいいいよいよもってキケンが危ないッ急用がやっぱりできましたので私はこれにてッ!!


カチリ キュイーン
ドン

新:「始末の完了を確認。」

新:「・・・ワタクシは、マットウな能力を持つ使用人を、探している・・・うふふっ。」




で、新依名さんはそのまま大先輩であるデカルト教授のところのあおいさんと、穏やかに談笑しました・・・とさ。めでたしめでたし。




ええと、ほとんどの方におかれましては前編から引き続き一体何が何だかヨクワカラナイとは思うのですが、基本となる元ネタは”劇場版BLAME!”ではあります。しかしギャラリーで撮影時にご一緒致しました教授に、”嬢着”という大変秀逸なお言葉を頂きましたので、謹んで使わせて頂きました。
新依名お嬢様の銃は、重力子放射線射出装置のようなモノであり、2017年5月に劇場版BLAME!を観て2週間で自作した専用品です。軽量設計で、現実には保持力の弱いアルテトキオ製132ボディの指でも何とかホールドできる100グラム程度に抑えることができました。

はい、新依名さんはやっぱりお嬢様の後継者の一人であったということで・・・現実に沿った言い訳をするならば、直子さんの新しい顔は表情がついており、不敵さが大幅増する代わりに顔が笑っておりますので睨みの迫力が無くなってしまいました・・・11年も経てばすっかり成長して穏やかになってしまったということでしょうか。極悪お嬢様のモデルとなった元実家の猫も、17歳を過ぎてすっかり穏やかになったように・・・。
と、いうことで、役割を分担するように新依名さんが登場した次第でございます・・・。嬢着せよ、極悪・・・いや人形令嬢ニィニャン!うなれ!レーザーブレイド!!・・・え???




次回予告
遂にその正体を現した或刻新依名は、何とオジョウサマであった!!
縺尋・サザッキィに逃げ場無し!
しかし出自や設定に何の説明も無いのも何なので、直子お嬢様が衝撃の事実を語る・・・!

次回、オジョウサマとは・・・

跳躍26次元・・・の必要はさすがに、無い。


ちなみに私、縺尋・サザッキィがひとコマ登場しておりますが、そのために超技術・光学迷彩を使用しております。ネタのため本人が登場するために実装されたもので、必要に応じたまに使われます。初使用は・・・なんと2006年2月。

exrep_2006_02_26_3(初出:2006年2月)

何とも懐かしい・・・直子さんは当然デフォルトの状態であり、私との関係性も、一般的なサポートガイノイドだった頃でした・・・何もかも皆懐かしい。
しかしそれが、どうしてこうなった。何故この様な事態になってしまったのか、責任者に問い糾す必要がある。責任者は、誰か。(笑)

それにしてもまぁ5月から用意し、7月に撮影した大ネタの掲載がすっかり10月・・・ま、まぁいいか。


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